依頼者が抱えていた課題
負の遺産と手続きへの不安
依頼者の母親が亡くなり、相続が発生しました。相続人は依頼者を含む子ども2人です。
母親の遺産は現金10万円程度と自宅不動産のみでしたが、その後、依頼者は相続人であることを理由に、母親が生前利用していた高齢者施設から費用の請求を、また病院から医療費の請求を受けるようになりました。
一方で、相続不動産の価値を調べたところ、築年数が古く建築基準法違反があるため、マイナス査定と判定されました。
つまり、遺産は現金10万円程度だけで、不動産は負債以下の価値しかないということです。
自宅を相続しても、固定資産税を含む維持費用を負担し続けるだけで、経済的なメリットはありません。そうした状況の中で、施設や病院からの請求に追われ、依頼者は相続放棄を検討していましたが、手続きが複雑で不安が大きく、専門家の力を必要としていました。
春田法律事務所の対応と結果
債権者対応から家庭裁判所での手続きまでサポート
受任後、当事務所から依頼者に対して、債権者(施設、病院)に相続放棄予定であることを通知するようアドバイスしました。並行して、相続放棄に必要な書類(戸籍謄本等)を取り寄せ、家庭裁判所に相続放棄の申述書を提出いたしました。
約1ヶ月後、裁判所から相続放棄申述受理証明書が届き、無事相続放棄の手続きが完了しました。その後、施設や病院からの請求の連絡も止まりました。
依頼者は、親の負の遺産から解放され、経済的・精神的な負担から解放されることができたのです。
相続放棄は、被相続人の債務を回避できる有効な手段ですが、3ヶ月という期間制限があるため、早期の対応が重要です。当事務所は、そうした時間的制約の中でも依頼者をサポートし、円滑に問題を解決することができました。
