示談交渉はすべきですか?
示談交渉はすべきでしょう。
もちろん、刑罰を受けないため、前科をつけないためという理由はあります。しかし、示談交渉をすべき理由は、それだけではありません。被害者は、事件後、被害を受けたままの状態でいます。自身の犯してしまった過ちを誠心誠意、謝罪するとともに、お金で回復できるものではありませんが、示談金をお支払いすることで被害者に対して直接の償いを行うことは、被害者にとっても意味があることです。
また、そのように被害者と向き合うことは、自身の犯した過ちを改めて振り返り、反省することにつながり、二度と過ちを犯さないという強い動機付けとなるものですから加害者の今後の人生にとっても意義のあることと思います。