ケース1:ベッドから車いすへの移乗中の転落事故により利用者が骨折した事例

ケース1:ベッドから車いすへの移乗中の転落事故により利用者が骨折した事例

〇ご相談内容

ご相談者のお母さま(Aさん)は、アルツハイマー型認知症が進み、特別養護老人ホームにて生活をしていました。

ある日、介護福祉士Bさんが、Aさんをベッドから車いすへと移乗させる途中、Bさんが目を離したすきに、Aさんが車いすからずり落ちるようにして、転落してしまいました。

直後に搬送された病院で、Aさんは、大腿骨骨折の診断を受けました。

 

〇事業者の対応

重度の認知症を患うAさんは、歩行も困難で筋力の低下も著しい状況であったことから、Bさんとしては、Aさんが車いすに適切な姿勢で座るよう移乗させなければならず、移乗後にもAさんが適切な姿勢を保持しているのか確認をしなければなりませんでした。

しかし、施設側は、事故報告書などの書類の開示を渋り、責任を否定していました。

 

〇解決方法

事業者側が任意に証拠を開示しない場合には、裁判所に証拠保全手続を申し立て、証拠を収集することが検討されます。

十分な証拠収集ができれば、任意交渉を有利に進め、また訴訟で有利な結果を得られる可能性が高まります。

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