交通事故の過失割合に納得いかない!保険会社の提示を修正できるケースと対処法を弁護士が解説
2026年04月06日

「相手が急に飛び出してきたのに、私にも2割の過失があると言われた」
「保険会社から提示された過失割合が絶対に納得いかない!」
交通事故の示談交渉では、「過失割合」に納得できずトラブルになるケースが少なくありません。
保険会社から提示された割合をそのまま受け入れてしまうと、本来より多くの損害を自分が負担することになる可能性もあります。
結論からいうと、保険会社が提示する過失割合は絶対ではなく、交渉や証拠によって修正できる場合があります。
特に、ドライブレコーダーの映像や事故状況の詳細な分析によって、割合が変わることも珍しくありません。
この記事では、
・過失割合に納得できないときの対処法
・過失割合が変わるケース
・弁護士に相談するメリット
について、弁護士がわかりやすく解説します。
この記事を監修したのは
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交通事故の「過失割合」とは
過失割合とは、事故の原因について当事者それぞれがどの程度責任を負うかを割合で示したものです。
たとえば、
・Aさん:30%
・Bさん:70%
という場合、事故の責任はAが30%、Bが70%と判断されます。
この割合は、最終的な損害賠償額にも大きく影響します。
例えば、損害額が100万円で過失割合が
・自分30%
・相手70%
の場合、受け取れる賠償金は
100万円 × 70% = 70万円
となります。
そのため、過失割合が10%違うだけでも賠償額が大きく変わることがあります。
過失割合はどのように決まるのか
過失割合は、主に以下の資料をもとに判断されます。
・警察が作成する実況見分調書
・事故現場の状況
・ドライブレコーダー映像
・車両の損傷状況
・当事者の供述
・判例
実務では、「別冊判例タイムズ」等で示されている交通事故の過失割合基準を参考にして決められることが多いです。
ただし、この基準はあくまで目安であり、事故の具体的状況によって修正されることがあります。
保険会社の提示する過失割合に納得いかない理由
交通事故の相談では、次のような不満をよく耳にします。
・「明らかに相手が悪いのに自分にも過失があると言われた」
・「一方的に割合を決められた」
・「説明がよくわからない」
実は、保険会社が提示する過失割合が必ずしも正しいとは限りません。
なぜなら、保険会社は
・自社の支払いを抑える立場
・事故現場を直接見ていない
という事情があるためです。
そのため、事故状況の細かい事情が十分に反映されていないこともあります。
過失割合に納得いかないときの対処法
すぐに同意しない
保険会社から提示された過失割合に納得できない場合、その場で同意しないことが重要です。
一度示談が成立すると、その後の示談交渉がその過失割合の前提で進むことになり、後日における修正が難しくなります。
事故状況を整理する
次の情報を整理しましょう。
・事故の発生場所
・信号の状況
・車両の進行方向
・ブレーキの有無
・速度
客観的な資料があると、交渉が有利になる可能性があります。
ドライブレコーダーなどの証拠を確認する
過失割合を修正するうえで、ドライブレコーダー映像は非常に重要な証拠になります。
その他にも、
・防犯カメラ
・目撃者の証言
・事故現場の写真
などが有効な証拠になることがあります。
弁護士に相談する
過失割合に納得できない場合は、交通事故に詳しい弁護士に相談することも有効です。
弁護士は判例や事故状況をもとに、保険会社に対して適正な過失割合を主張できます。
弁護士が入ることで交渉が有利に進むケースも少なくありません。
弁護士へ依頼するメリットについては、こちらの記事をご覧ください。
過失割合が修正されることはある?
結論からいうと、過失割合が後から修正されるケースは珍しくありません。
特に次のような場合は変更される可能性があります。
・ドライブレコーダー映像がある
・事故状況の認識に誤りがある
・目撃証言がある
・保険会社の判断が判例と異なる
弁護士が交渉した結果、過失割合が
8:2 → 9:1
7:3 → 8:2
などに変更されることもあります。
よくある質問(FAQ)
Q.保険会社が決めた過失割合は絶対ですか?
いいえ、絶対ではありません。
過失割合は交渉によって変更されることがあります。特にドライブレコーダーなどの証拠がある場合、修正される可能性があります。
Q.過失割合に納得できない場合、裁判になりますか?
必ずしも裁判になるわけではありません。
多くのケースでは、弁護士による交渉や交通事故紛争処理センターの利用で解決します。
Q.示談してから過失割合を変更できますか?
原則として、示談成立後に変更することはできません。
そのため、納得できない場合は示談する前に専門家へ相談することが重要です。
Q.自分にも過失があると言われました。本当でしょうか?
事故状況によっては一部過失が認められることがあります。
ただし、保険会社の判断が適切とは限らないため、専門家による検討が必要です。
Q.弁護士に相談するタイミングはいつがよいですか?
過失割合の提示を受けて納得できないと感じた時点で相談するのが望ましいです。早い段階で対応するほど、修正できる可能性が高くなります。
交通事故の過失割合に納得いかない場合は弁護士へ相談を
交通事故の過失割合は、示談金の金額に大きく影響します。
しかし、保険会社が提示した割合が必ずしも適正とは限りません。
事故状況や証拠を詳しく検討することで、過失割合が修正されるケースもあります。
「本当にこの割合で正しいのか」と疑問を感じた場合は、早めに弁護士へ相談することが大切です。
ご自身の自動車保険に弁護士費用特約が付いていれば、原則として300万円まで弁護士費用を保険会社が負担してくれるため、費用の心配をすることなく示談交渉を弁護士に任せることができます。
また、特約がない場合でも、当事務所では負担を抑えられる費用プランをご用意しています。
過失割合に納得できないまま示談してしまうと、後から変更することは基本的にできません。
理不尽な過失割合で不利益を受けないためにも、まずは当事務所の無料相談をご利用ください。
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