既婚男性と独身女性の別れ方とは?NGな行動と円満に終わらせる秘訣を解説
2025年01月30日
- 既婚者だが独身女性と付き合っている。事情の変化で別れたいが、よい方法はないだろうか?
- 浮気が妻にバレてしまった。浮気相手と何とか穏便に別れたい。
- 浮気相手とうまく別れる方法を誰かに相談したい。男女の問題に詳しい専門家を探したい。
既婚者である男性が独身女性と交際していて、事情の変化で別れたいと思うケースもあるでしょう。
独身女性と別れる話し合いは慎重に行わなければ、法的なトラブルや、家庭崩壊に発展するおそれがあるので注意が必要です。
そこで今回は、男女問題の解決に携わってきた専門弁護士が、既婚男性と独身女性が別れるよくあるパターン、円満な別れ方を実現するポイント等について詳しく解説します。
本記事のポイントは以下です。お悩みの方は詳細を弁護士と無料相談することが可能です。
- 既婚男性と独身女性が別れるパターンとしては、妻に浮気が発覚した、子どもの誕生等がある
- 独身女性が既婚者と知らずに付き合っていたら、大きなトラブルに発展する可能性がある
- 既婚男性と独身女性が別れる前に、弁護士とよく相談した方がよい
既婚男性と独身女性のよくある別れ方
既婚男性と独身女性が別れるパターンは人それぞれです。よくあるのは次のケースですが、別れる理由は1つとは限らず、複数の場合もあるでしょう。
配偶者にバレた
既婚男性の配偶者に浮気が発覚した場合、浮気相手と別れることになるでしょう。
当然ながら配偶者の怒りは夫(既婚男性)に向かいます。また、浮気相手である独身女性も、配偶者から責任を追及される可能性があります。
独身女性は、既婚男性から「妻に浮気がバレた」と聞かされたら、早々に別れた方が配偶者からの慰謝料請求のリスクを軽減できるかもしれません。
既婚側に子どもができた
既婚男性に配偶者との子どもができた場合も、別れを求められる可能性があるでしょう。
子どもができたことで、既婚男性に「親」としての自覚が芽生えるかもしれません。以前は、配偶者とのデートや性行為だけでは満たされないスリルや快楽を、浮気相手に求めていたでしょう。
しかし、既婚男性は子どもの親になるという責任を痛感し、「妻以外の女性から快楽だけを求めるだらしない親になっては駄目だ」と考え、浮気相手に関係の解消を求める可能性があります。
別の相手を見つけた
既婚男性が新たな交際相手をつくり、急速に今付き合っている独身女性への愛情が薄れたケースです。
既婚男性は新たな交際相手をつくっても、「周囲からはよい夫と思われたい」という願望があり、世間体を気にして配偶者と別れない場合が多いでしょう。
一方、付き合ってきた独身女性は、配偶者からでは満たされない恋人感覚・性行為の快楽を求める存在といえます。
そのため、新たな交際相手が、より既婚男性の欲望・快楽を満たす存在であるなら、これまで付き合ってきた独身女性は飽きられてしまうでしょう。
物理的に距離を取る
既婚男性が配偶者や家族と引っ越しをした、転勤をしたというきっかけで関係が終わるケースです。
既婚男性にとって浮気相手である独身女性は、配偶者から満たされない欲望・快楽を求める存在といえます。
引っ越しや転勤で浮気相手と頻繁に会えなくなるなら、既婚男性は別れを切り出す場合もあるでしょう。
既婚男性に「いつでも新たな交際相手を見つけられる」という慢心があれば、引っ越し・転勤先で再び新たな相手を探す可能性があります。
自然消滅
次第に既婚男性との連絡頻度が減り、関係が薄れていくケースです。
そもそも既婚男性は、配偶者とのマンネリ化した生活・性行為に飽きてしまい、刺激を求めて独身女性と付き合っていた可能性があります。
既婚男性が、付き合ってきた独身女性のデートや性行為に飽きた場合、どんどん疎遠になってしまうことでしょう。
既婚男性と独身女性の絶対NGな別れ方
既婚男性と独身女性とが、割り切った関係であれば(これ以上の関係を望まず、自分たちの欲求・快楽を満たす目的で、デートや性行為をしていた)、支障なく関係を解消できる可能性があります。
しかし、どちらかが相手に愛着や未練を残していると、別れ方次第では大きなトラブルに発展するかもしれません。
一方的な別れ
既婚男性と独身女性どちらかが一方的に相手へ別れを告げると、トラブルに発展する可能性があります。
既婚男性・独身女性どちらの場合も別れを望むのであれば、はっきりと理由を告げましょう。次のような姿勢で別れたいという意思を告げれば、トラブルを軽減できる可能性があります。
- 相手と会って別れを告げる
- 別れたい理由をしっかりと告げる:既婚男性の場合「妻との間に子どもができた」等、独身女性の場合「真剣に結婚したいと思える相手ができた」等
- これまで交際してくれたことに感謝する旨を告げる
曖昧に別れを切り出しても、相手から激しく理由を問いただされる可能性もあるので、明確にわかりやすく伝えましょう。
着信拒否・無視
別れを告げず、相手からの連絡を着信拒否・無視する行為は避けましょう。
相手は着信拒否・無視された理由を知りたがる他、「自分は捨てられた」と思って相手に怒りや恨みを覚える可能性があります。
交際していた相手の住所を知っている場合、最悪の場合は自宅に押しかけ、浮気していた本人や家族と深刻なトラブルを引き起こすリスクもあるでしょう。
浮気相手との関係解消を進めるときは、直接会って別れる意思を伝えた方がよいです。
感情的な別れ
いわゆる相手と「喧嘩別れ」をした場合も要注意です。
別れた一方が反感や恨みを持ってしまい、浮気していた事実を他方の家族や職場に言いふらすおそれもあります。
浮気の事実を暴露された相手は、家庭崩壊や職場に居づらくなる等の事態に陥ることもあるでしょう。
別れさせ屋の利用
「別れさせ屋」を利用すると、ケースによっては大きなトラブルに発展するかもしれません。
「別れさせ屋」とは探偵社等が運営しているサービスの1つです。依頼者から「浮気相手と別れたい」「配偶者と別れたい」という要請を受け、別れさせ工作を実行します。
別れさせ屋の中には、調査員が不倫相手と接触し、肉体関係を結ぶ等して強引に別れさせるところもあります。
別れさせ屋の工作によっては、法的なトラブルに発展するおそれもあるので注意が必要です。
既婚男性と独身女性が円満な別れ方を実現するポイント
既婚男性と独身女性が円満に別れたいなら、誠意を持って別れたいと伝えましょう。
曖昧な理由を述べたり、感情的になったりすれば、相手と深刻なトラブルになるかもしれません。
理由の明確化
曖昧で不明瞭な理由の場合、相手は納得せず激しく問い詰めるかもしれません。
別れたい理由を率直に相手へ伝えましょう。
たとえば既婚男性の場合なら、「妻に浮気がバレてしまった。これ以上関係を続けたら妻は君にも怒りをぶつけるかもしれない」と具体的に別れる理由を話した方がよいです。
浮気相手である独身女性は、「これ以上付き合ったら、奥さんに自分も何らかの責任追及を受けるかもしれない」と危機感を抱き、別れに同意する可能性があります。
直接会って話す
単に電話やメールで別れを告げず、直接会って別れを告げましょう。
別れを切り出す側は別れる理由の他に、これまで交際を続けてきた相手に感謝する必要もあります。
電話やメールの連絡だけだと、相手は「散々肉体関係を求めてきて、今度は勝手に捨てた」と怒りや反感を抱く可能性があります。
最悪の場合、別れを切り出した側の自宅や職場に押しかけ、配偶者や家族に浮気を告白する等、報復的な行動に出るおそれもあるでしょう。
未練を残さない
相手に迷いや未練を伝えてはいけません。
相手に迷いや未練の感情があると伝わってしまうと、相手は「また関係を戻せるかもしれない」と思い込む可能性があります。
関係継続の可能性を相手が見出すと、「付きまとい」を始めるかもしれません。
相手が「自分との関係を切りたいの?」「関係を戻せるチャンスはあるんじゃないの?」と問い詰めてきたら、「もう関係をこれきりにしたい」と強い心で返答する準備をしておきましょう。
冷静な対応
相手との冷静な話し合いを心がけましょう。
相手に問い詰められても、冷静に別れる理由を伝える必要があります。お互いが感情的になると、話し合いがこじれてしまい、収集がつかなくなるかもしれません。
浮気相手と揉めてしまうと、いずれ浮気していた事実が配偶者・家族、周囲の人に知れ渡る事態も想定されます。
弁護士への相談
既婚男性と独身女性が別れを切り出すと揉めてしまいそうなときは、男女問題に詳しい弁護士と相談した方がよいです。
弁護士は法律に則ったやり方で、浮気相手と別れる場合のコツや、相手の配偶者から慰謝料を請求された場合の対応についてアドバイスします。
また、既婚男性が独身と偽って独身女性と親密な関係を築き、性行為に及んだ場合、既婚男性に慰謝料を請求できる可能性もあります。
相手から慰謝料を請求された、または相手に慰謝料を請求したいという場合、弁護士を代理人として、交渉を任せた方がよいでしょう。
既婚男性と独身女性の別れ方の注意点
既婚男性と独身女性の別れ方次第では、周囲を巻き込んだ大きなトラブルに発展する可能性があります。
トラブルを回避したい場合は、弁護士のアドバイスやサポートを受け、穏便な解決を目指しましょう。
一人で対応しない
既婚男性と独身女性のどちらかが別れを切り出したいとき、自分の力だけで解決しようとせず、弁護士に相談した方がよいです。
特に慰謝料で双方が揉める事態になっている場合、弁護士が交渉役となれば、法律に則り適正な金額を提示し、相手の同意を得るため全力を尽くします。
弁護士は理性的に話し合いを進め、説得力のある主張を展開するので、相手との和解が成立する可能性も高まるでしょう。
両親や知り合いを巻き込まない
浮気相手と揉めているからといって、両親や兄弟を巻き込むような事態は避けましょう。
両親や兄弟に相談しても、話し合いがこじれて複雑化する可能性が高いです。浮気相手との関係を解消する話し合いに不安がある場合は、弁護士に法的アドバイスを求めましょう。
弁護士は法律の知識に精通し交渉経験も豊かで、何より第三者であるため、理性的に的確なアドバイスやサポートを提供できます。
既婚男性と独身女性の別れ方を調べているなら春田法律事務所まで
今回は男女問題の解決に尽力してきた専門弁護士が、既婚男性と独身女性が別れる場合の対応方法等について詳しく解説しました。
春田法律事務所は男女問題の解決に強い法律事務所です。まずは弁護士と、浮気相手との関係を解消する方法についてよく話し合いましょう。
※内容によってはご相談をお受けできない場合がありますので、ご了承ください。