モラハラ妻の特徴は?言動や対処法、離婚する場合の流れを解説

最終更新日: 2024年09月19日

モラハラ妻の特徴は?言動や対処法、離婚する場合の流れを解説

「モラハラ」という言葉は、近年よく耳にするようになりました。家庭内でのモラハラは、男性だけでなく女性からも起こり得る問題です。

今回は、モラハラ妻の特徴、具体的な言動、対処法、そして離婚を検討する場合の流れについて解説します。

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この記事を監修したのは

代表弁護士 春田 藤麿
代表弁護士春田 藤麿
第一東京弁護士会 所属
経歴
慶應義塾大学法学部卒業
慶應義塾大学法科大学院卒業
都内総合法律事務所勤務
春田法律事務所開設

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モラハラ妻の特徴

モラハラ妻の特徴は、夫に対して精神的な虐待やコントロールを行うことです。具体的な言動としては、以下のものが挙げられます。

代表的な言動

「ダメだ」「できない」「悪い」などの否定的な言葉や、「いつも」「絶対に」「全部」など、極端な言葉を使うことが多い傾向があります。

「お前はダメなやつだ」「何もできない」など、相手の人格を否定する言葉で攻撃する。

「太った」「ブサイク」など、容姿を侮辱する。

「仕事ができない」「役に立たない」など、相手の能力を否定する。

「私の言うことを聞かないと、子供と会わせない」など、子供を盾にして相手をコントロールしようとする。

「どこに行くにも私の許可を取れ」など、相手の行動を監視し、自由を奪おうとする。

「いつもお前が原因だ」など、どんな問題が起こっても、必ず相手のせいにする。

・「お前がもっと稼いでくれれば、こんな生活をしなくて済むのに」など、経済的なことを理由に、相手を責め立てる。

モラハラ妻の心理・原因

モラハラの原因は様々ですが、主なものとして以下が挙げられます。これらの要因は複合的に作用することが多く、一概にこれとは言い切れません。

・子供の頃に虐待やモラハラを受けていた、恋愛で裏切られたなどの過去の経験

・完璧主義、自己中心的な性格、コントロール欲が強いなどの性格

・育児、家事、仕事などのストレス

・うつ病や不安障害など、精神的な疾患

夫がまじめで優しい

夫がまじめで優しいと、我慢してしまうことが多いです。そのため、妻の要求を拒否したり、反論したりすることが少なく、妻のモラハラがエスカレートしやすいという側面もあります。

モラハラ妻の対処法

モラハラ妻の対処法

周囲の話を例として出す

モラハラは、徐々にエスカレートしていくことが多く、本人が自覚しにくい場合があります。とはいえ直接本人に注意をするのは、余計傷つけられたり状況が悪化したりする可能性があり、難しいでしょう。そういった場合は周囲の言動を遠回しに伝え、自身の言動を振り返るよう促すのが有効的です。

周囲の話を例に出す際は、「周囲の人がこう言っていた」というように、あくまで例として伝え、相手の反応を見ながら、話を進めましょう。

妻のストレスを解消する

家事や育児など、負担になっていることを手伝ったり、趣味の時間や友人との交流など、リラックスできる時間を与えたりすることでストレス解消に繋がることがあります。

妻にカウンセリングを受けてもらう

相手の性格や状況によっては、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。専門家のサポートを受けることで、夫婦間のコミュニケーションを改善し、問題解決を目指しましょう。

つらい場合は別居も検討

常に否定的な言葉や態度に晒されることで、深い心の傷を負い、精神的なダメージを負う可能性が高まります。どうしても改善されない場合は、自身の安全が確保できる場所を用意しておくのも一つの手です。

離婚を考える場合の流れ

離婚を考える場合の流れ

モラハラの証拠を集める

音声録音やメール、LINEのやり取りなど、モラハラの証拠となるものを集めておきましょう。日時、場所、内容を具体的に記録することで、客観的な証拠となります。

弁護士に相談する

離婚に関する法律や手続きについて、専門家である弁護士に相談しましょう。弁護士は離婚問題に関する豊富な知識と経験を持っているため、相手方との交渉において、有利な条件を引き出すことができます。

また弁護士の介入により、問題が長期化するのを防ぎ、早期解決に導くことができます。

離婚の話を切り出す

離婚の話は、当事者双方にとって非常にデリケートな問題です。相手に離婚を切り出す際は、適切なタイミングと場所を選び、離婚を決意した理由を明確に伝えるようにしましょう。

相手との話し合いが難航する場合は、弁護士に間に入ってもらうことで円満な解決に繋がる可能性があります。

離婚調停や離婚訴訟を申し立てる

夫婦だけでは合意に至らない場合、家庭裁判所に離婚調停を申し立てることができます。調停委員が間に入り、話し合いを進めてくれます。

調停でも合意に至らない場合は、裁判所に離婚訴訟を起こすことができます。裁判所が、証拠などを総合的に判断し、離婚を認めるかどうかを決定します。

まとめ

モラハラ行為が改善しなければ別居や離婚を検討する

妻のモラハラ行為が改善しない場合、別居や離婚を検討することは、一つの選択肢として考えられます。

しかし、この決断は非常に大きなものです。ひとりで抱え込まず、信頼できる人に相談したり、専門家のアドバイスを受けることを強くお勧めします

夫婦間で話がまとまらなければ弁護士のサポートを受ける

弁護士は、多くの離婚案件を扱ってきた経験から、類似事例を参考に、各家庭ごとに合った最適な解決策を提案してくれます。また弁護士に相談することで、一人で抱え込んでいる悩みや不安を打ち明け、心の負担を軽減することができるなどのメリットがあります。

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