不倫で脅されたらまず確認。お金を払う前にやるべき法的対処法

最終更新日: 2026年03月27日

不倫問題での脅し・脅迫への対処法を専門弁護士が解説

不倫が発覚し、その事実を不倫相手やその配偶者から家族や職場にばらすと脅されたり、「慰謝料」と称して法外な金銭を要求されたりする状況は、想像を絶する恐怖と混乱をもたらすものです。

突然の脅迫に直面したとき、早くこの状況を終わらせたい一心で、要求されるままお金を支払ってしまおうと考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、安易にお金を支払うことは、事態をさらに悪化させる最悪の選択となりかねません。

このような脅迫行為は、単なる個人的なトラブルではなく、法的に罰せられる可能性のある犯罪行為です。

この記事では、不倫を理由にした脅迫がどのような犯罪にあたるのか、そして脅されたときに絶対にやってはいけないこと、さらには精神的な平穏を取り戻し、問題を解決するために取るべき具体的な法的対処法について詳しく解説します。

この記事を読むことで、ご自身の状況を冷静に分析し、弁護士などの専門家の力を借りて、安全かつ確実に問題を解決するための道筋を見つけられるでしょう。

この記事を監修したのは

代表弁護士 春田 藤麿
代表弁護士春田 藤麿
第一東京弁護士会 所属
経歴
慶應義塾大学法学部卒業
慶應義塾大学法科大学院卒業
宅地建物取引士

「不倫慰謝料を請求したい」「不倫慰謝料を請求された」両方の立場から、400件以上の不倫問題のご相談に対応してきました。(※2026年3月時点)これまでの実務経験をもとに、法律のポイントを分かりやすく解説しています。

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不倫相手からの「脅し」、それは犯罪かもしれません

不倫という個人的な問題から生じる「脅し」は、単なる感情的な対立として軽視されがちですが、実際には法的に罰せられる可能性のある犯罪行為となることがあります。

特に、「家族に不倫をばらす」「職場に言いふらす」といった発言は、相手を精神的に追い詰める行為であり、刑法上の脅迫罪やその他の犯罪に該当する可能性を秘めています。

このような行為は、個人の尊厳を深く侵害する不法行為であり、決して許されるものではありません。

脅迫を受けた際、多くの人は恐怖や混乱から、その場しのぎで相手の要求に応じてしまいがちです。

しかし、この瞬間的な対応が、後々の状況をさらに悪化させる引き金となることも少なくありません。

相手の言動が法的にどのような意味を持つのか、自分の置かれている状況の法的な重大さを正しく認識することが、冷静な判断と適切な対処への第一歩となります。

決して一人で抱え込まず、法的な視点から問題を客観的に捉え直すことが非常に重要です。

不倫というデリケートな問題の解決は、感情的な側面と法的な側面の両方からアプローチする必要があります。

特に脅しという形での攻撃は、単なる迷惑行為にとどまらず、あなたの生活や精神状態に深刻な影響を及ぼす不法行為であることを理解してください。

問題を法的に捉え、専門家の力を借りることで、精神的な平穏を取り戻し、より有利な形で解決へと導かれるでしょう。

法律上の「脅迫」とは?具体的な脅しのパターン

法律上で「脅迫」とされる行為は、刑法第222条に定められる「脅迫罪」に該当するものです。

この罪は、相手やその親族の生命、身体、自由、名誉、財産に対して害を加える旨を告知し、相手に恐怖心を生じさせることで成立します。

例えば、次のような言葉は脅迫に該当し得ます。

  • 「不倫の事実を家族にばらす」
  • 「勤務先に言いふらす」
  • 「SNSで個人情報を公開する」
  • 「子どもに危害を加えることをほのめかす」

これらは、名誉や財産、社会的評価、あるいは親族の生命・身体に害を与えることを告知する行為として、脅迫に該当する可能性があります。

脅迫は、口頭で行われるだけでなく、LINEやSMS、メール、手紙、SNSのダイレクトメッセージなど、あらゆる手段で行われる可能性があります。

例えば、LINEで「明日までに金を払わなければ、あなたの夫に不倫の証拠を送る」といったメッセージを送る行為は、財産的利益を得る目的で脅迫を行っていると解釈され、脅迫罪だけでなく恐喝罪にも発展する可能性があります。

手段のいかんを問わず、相手が具体的な害悪の告知を受け、現実に恐怖心を抱いた時点で脅迫が成立しうることを覚えておいてください。

脅迫のポイントは、次の2点です。

  • 害悪を告知すること
  • 相手が恐怖を感じること

たとえ相手が冗談のつもりであっても、その言葉を聞いたあなたが恐怖を感じれば、それは脅迫となり得ます。

また、告知される害悪は、必ずしもすぐに実行される必要はなく、「ばらす」「言いふらす」といった将来的な行為の告知でも成立します。

このように、脅迫行為は非常に広範にわたるため、もし少しでも脅されていると感じたら、安易な行動は避け、まずは状況を冷静に記録しておくことが大切です。

脅迫行為が該当する可能性のある犯罪

不倫をめぐる「脅し」は、その内容や状況によって複数の犯罪に該当する可能性があります。

主なものとしては、次の3つが挙げられます。

  • 脅迫罪
  • 強要罪
  • 恐喝罪

まず、刑法第222条の「脅迫罪」は、すでに述べたように、生命、身体、自由、名誉、財産に害を加えることを告知して相手を畏怖させる行為です。

例えば、「会社にばらすぞ」と告知する行為がこれに該当します。

次に「強要罪」(刑法第223条)は、脅迫を用いて、人に義務のないことを行わせたり、権利の行使を妨害したりする行為です。

もし相手が「家族にばらされたくなければ、この書類にサインしろ」と脅し、あなたが不本意ながらサインを強いられた場合、強要罪が成立する可能性があります。

脅迫と強要の違いは、義務のない行為を強いるという結果が発生したかどうかという点にあります。

罰則は脅迫罪よりも重く、3年以下の懲役が科せられます。

そして「恐喝罪」(刑法第249条)は、相手を脅迫して金品を交付させたり、財産上の不法の利益を得たりする行為です。

例えば、「慰謝料として1,000万円払わなければ、不倫の事実を子どもに伝える」と脅し、その結果としてお金を支払ってしまった場合、恐喝罪が成立します。

この場合、脅迫罪の要素に加え、金銭や財産を得る目的がある点が特徴です。

恐喝罪は10年以下の懲役という重い罰則が科されます。

さらに、「家族にばらす」「SNSで公開する」といった行為は、たとえ金銭を要求していなくても、あなたの名誉を傷つける行為として「名誉毀損罪」(刑法第230条)に該当する可能性もあります。

名誉毀損罪は、公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損する行為に対して成立し、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。

このように、不倫をめぐる脅迫行為は、状況によって多様な犯罪に発展する可能性があり、その違法性は非常に高いことを理解しておく必要があります。

お金を払うのは待って!脅されたときに絶対にしてはいけないこと

不倫の事実が相手に知られ、その相手や配偶者から金銭を要求されたり、「家族や会社にばらす」と脅されたりしている状況では、精神的な動揺から冷静な判断が難しくなりがちです。

しかし、このようなパニック状態の中で焦って行動してしまうと、事態をさらに悪化させてしまう危険性があります。

恐怖心から思わず取ってしまいがちな行動が、いかに自分を不利な立場に追い込むかを理解し、まずは一度立ち止まって冷静に対応することの重要性をお伝えします。

要求に応じて安易にお金を支払う

脅迫者からの金銭要求に応じて、安易にお金を支払うことは絶対に避けるべき行動の一つです。

その場を収めたいという一心で支払ってしまいたくなる気持ちは痛いほどよくわかります。

しかし、一度支払ってしまったとしても、それが脅迫の終わりを保証するものではないということを強く認識してください。

むしろ、相手に「この人は払ってくれる」という認識を与え、要求をエスカレートさせる危険性が非常に高いのです。

例えば、次のような悪化が起こり得ます。

  • 最初は少額の要求だったものが、次はより高額になる
  • 一度払ったことで、何度も請求される
  • 支払うたびに精神的プレッシャーが強まる

また、金銭を支払ったという事実が、法的には不倫の事実や、その慰謝料の支払いを認めたかのように解釈されかねないリスクも存在します。

後になって法的な争いになった際に、「支払ったのは不倫の責任を認めたからだ」と相手に主張される可能性も否定できません。

一時的な解決に見えても、長期的に見れば、より深刻な金銭的、精神的な問題へと発展してしまうケースが少なくありません。

感情的に反論・謝罪してしまう

脅迫者に対して感情的に反応することは、状況をさらに悪化させる原因となりえます。

相手からの脅迫的な言動に対し、感情的に反論してしまえば、相手を逆上させ、さらなる嫌がらせや攻撃的な行動を誘発する可能性があります。

不倫というデリケートな問題に感情が絡むことで、冷静な話し合いの機会が完全に失われてしまうこともあります。

一方で、過度に謝罪することも避けるべきです。

謝罪することで、相手に「弱い」という印象を与え、要求をさらに増長させる原因になることがあります。

相手はあなたの弱みにつけこみ、より多くの要求をしてくるかもしれません。

冷静さを欠いた言動は、その後の交渉において不利な材料として利用される危険性もありますので、まずは沈黙を保ち、専門家への相談を優先することが大切です。

要求されるがまま念書や示談書にサインする

相手から提示された念書や示談書に、内容を十分に確認せず、あるいは弁護士などの専門家のチェックを受けないままサインすることは極めて危険です。

一度サインしてしまうと、その内容に法的な拘束力が生じ、法外な金額の支払いや、あなたの生活を著しく不利益にするような不合理な条件を、あなたが自ら約束したことになってしまいます。

そして、一度成立した契約を後から覆すことは、非常に困難であると認識してください。

特に注意が必要なのは、次のような条項です。

  • 口外禁止条項
  • 高額な違約金条項

これらの条項は、あなたの行動を不当に制限し、将来的にあなたが相手の脅迫行為に対して法的な措置を取ろうとした際に、大きな足かせとなる可能性があります。

弁護士などの専門家によるリーガルチェックを経ずに署名・捺印することは、絶対に避けるべきです。

必ず専門家に相談し、内容を吟味した上で判断するようにしてください。

お金を払う前にやるべきこと|冷静に証拠を集める

不倫相手やその配偶者から脅迫を受けている状況では、恐怖や混乱から冷静な判断が難しくなるものです。

しかし、このような状況で最も重要かつ最初に行うべきことは、「証拠の収集」です。

冷静に、そして着実に証拠を集めることこそが、その後の法的措置においてご自身を守るための最大の武器となります。

安易に金銭を支払ったり、感情的に反応したりする前に、まずは状況を客観的に記録し、証拠として保全することが何よりも大切です。

この証拠収集の行動は、脅迫によって受け身の立場に置かれていたご自身が、問題解決に向けて主体的な一歩を踏み出すことにつながります。

集められた証拠は、後に行う弁護士との相談や、警察への通報、さらには法的手続きを進める上で不可欠な要素となりますので、一つひとつ丁寧に対応していきましょう。

脅迫の証拠になるものとは?

法的に有効な「脅迫の証拠」となりうるものは多岐にわたります。

最も有力なのは、脅迫の具体的な内容が残されているデジタルデータです。

例えば、次のようなものは極めて重要な証拠になります。

  • LINEのトーク履歴
  • SMS(ショートメッセージ)
  • メール
  • InstagramやX(旧Twitter)などのSNSのダイレクトメッセージ

これらは、脅迫の文言、送信者、受信日時が明確に記録されるため、極めて重要な証拠となります。

また、音声データも有力な証拠です。

留守番電話に残されたメッセージや、通話中の会話を録音したデータ(ICレコーダーやスマートフォンの録音アプリを利用)は、脅迫の声や内容を直接証明するものです。

もし直接会って脅された場合は、その場で録音を試みるか、それが難しい場合は、次の内容をできるだけ詳細にメモしてください。

  • 日時
  • 場所
  • 相手の発言内容
  • 自分の感情や状況

これらの証拠は、第三者が見ても脅迫の事実が明確にわかるような客観性が高いものであるほど、法的な効力が高まります

具体的な証拠の集め方と保存方法

証拠を安全かつ確実に保存するためには、いくつかの実践的な手順があります。

LINEやメール、SNSのメッセージを証拠とする場合、単にスクリーンショットを撮るだけでなく、次の情報が画面内に入っているか確認してください。

  • 相手のアカウント名
  • 日時
  • メッセージの全体

さらに、可能であれば、メッセージ履歴をテキストデータやPDF形式でエクスポートし、より改ざんされにくい形で保存することも有効です。

通話録音に関しては、事前の告知なく録音しても法的な証拠能力は認められることがほとんどです。

スマートフォンの録音アプリや、小型のICレコーダーなどを活用し、いつでも録音できる準備をしておくことをお勧めします。

集めた証拠データは、スマートフォンやPCだけでなく、次のように複数の場所へバックアップしてください。

  • Google DriveやDropboxなどのクラウドストレージ
  • USBメモリ
  • 外付けストレージ

このように分散して保存しておくことで、万が一データが失われた場合でも、証拠が保全される可能性を高められます。

不倫の脅迫をやめさせるための具体的な法的対処法

不倫をめぐるトラブルで脅迫を受けている状況では、精神的な負担が非常に大きいものです。

しかし、冷静に適切な法的対処を行うことで、この困難な状況を解決し、平穏な日常を取り戻すことができます。

証拠収集が完了した後は、それらを武器に具体的な行動を起こしましょう。

ここでは、あなたの状況と希望に応じて選択できる複数の法的手段をご紹介します。

  • 弁護士への相談
  • 警察への通報
  • 内容証明郵便の送付

それぞれの方法の概要を理解し、問題解決への具体的な道筋を見つけてください。

【推奨】弁護士に相談して代理交渉を依頼する

数ある対処法の中でも、弁護士に代理交渉を依頼することは、最も安全で効果的な解決策といえます。

弁護士があなたの代理人として介入することで、脅迫者との直接のやり取りを一切なくすことができ、あなたが抱える精神的負担を大幅に軽減できます。

感情的になりがちな相手方との交渉から解放され、あなたは日常の生活に集中できるようになります。

弁護士は、あなたの集めた証拠に基づき、法的な根拠をもって相手方に警告し、冷静かつ建設的な交渉を進めます。

これにより、無用な感情的対立を避け、穏便かつ確実に脅迫行為の停止と問題解決を目指すことが可能になります。

弁護士は法律のプロフェッショナルとして、あなたの権利を守りながら、不倫というデリケートな問題に最善の形で対処してくれます。

身の危険を感じる場合は警察に相談する

脅迫行為がエスカレートし、「殺すぞ」といった生命や身体に危害を加える内容を告げられた場合や、自宅周辺をうろつくなどのストーカー行為に発展している場合は、迷わず警察に相談することが最優先です。

このような緊急性の高い状況では、自身の安全確保が何よりも重要であり、警察は犯罪捜査機関として積極的に対応してくれます。

警察に相談する際は、次のような証拠をできるだけ持参しましょう。

  • メッセージのスクリーンショット
  • 録音データ
  • 日時・場所・内容をまとめた詳細メモ

警察は、脅迫罪や恐喝罪といった刑事事件として捜査を進め、相手方の検挙や逮捕につながる可能性があります。

ただし、警察はあくまで刑事事件の捜査が役割であり、慰謝料の交渉といった民事的な問題には介入できない点を理解しておく必要があります。

民事上の解決は、弁護士に相談することが適切です。

内容証明郵便で警告を送る

内容証明郵便は、「いつ、誰が、誰に、どのような内容の文書を送ったか」を郵便局が公的に証明してくれるサービスです。

この特性を利用し、脅迫行為の停止を求める警告書を相手方に送付することで、あなたの強い意思表示を行うことができます。

内容証明郵便を受け取った相手は、あなたが法的手続きを視野に入れていることを認識し、脅迫行為を自制するきっかけとなる可能性があります。

個人で内容証明郵便を送ることも可能ですが、弁護士名で送付する方が、相手に与えるプレッシャーは格段に大きくなります

弁護士が介入することで、「法的な知識を持った専門家が動いている」というメッセージが伝わり、相手が違法な行為を続けることのリスクを強く認識するため、その後の脅迫行為の抑止効果が飛躍的に高まります。

これにより、相手の行為が収束に向かうことも期待できます。

弁護士への相談が最善策である5つの理由

不倫をきっかけとした脅迫に直面した際、多くの不安や懸念がつきまとうものです。

特に、次のような悩みは非常に多く見られます。

  • 家族や会社にバレたらどうしよう
  • 高額な慰謝料を請求されたらどうしよう
  • 弁護士費用はどれくらいかかるのか

このような状況で、なぜ弁護士への相談が最善の選択肢となるのか、その理由を5つの具体的なメリットに集約してご紹介します。

弁護士は、皆さんが抱える不安を解消し、精神的負担を軽減しながら、問題解決へと導く頼れる存在です。

相手と直接話さずに済み、精神的負担が軽くなる

不倫を理由にした脅迫を受けている状況は、非常に大きな精神的ストレスを伴います。

相手からの執拗な連絡や過激な言動は、日常生活に深刻な影響を及ぼし、心身ともに疲弊させてしまうでしょう。

このような状況で弁護士に依頼する最大のメリットは、脅迫者と直接接触する必要がなくなるという点です。

弁護士が代理人となることで、相手からの連絡はすべて弁護士が窓口となります。

これにより、皆さんは脅迫者からの連絡を気にすることなく、精神的な平穏を取り戻すことができます。

特に、家族に知られることなく問題を解決したいと願う方にとって、この「精神的なセーフティネット」としての弁護士の役割は非常に大きいと言えるでしょう。

法的な観点から最適な解決策を提案してもらえる

不倫と脅迫という複雑な問題は、感情的になりがちで、当事者だけで冷静に解決することは困難を極めます。

弁護士は法律の専門家として、皆さんが収集した証拠の有効性を客観的に判断し、相手の脅迫行為が法的にどの程度違法であるかを的確に指摘します。

素人判断で行動してしまうと、かえって状況を悪化させたり、不利な条件を受け入れてしまったりするリスクがあるでしょう。

弁護士は、次のような法的手続きの中から、あなたに最も適した手段を提案します。

  • 交渉
  • 調停
  • 訴訟

感情に流されることなく、法律という確固たる武器を用いて問題解決にあたってくれるため、安心して任せることができるのです。

慰謝料の減額や支払い拒否の交渉が可能になる

不倫に伴う慰謝料は、一般的に50万円から300万円程度が相場とされています。

しかし、脅迫を伴うケースでは、相手が不当に高額な慰謝料を要求してくることが少なくありません。

このような状況で弁護士に依頼することで、皆さんは金銭的な損失を最小限に抑えることが可能になります。

弁護士は、法的な根拠に基づき、妥当な慰謝料額を算出し、相手に対して減額交渉を行います。

もし相手の脅迫行為が悪質で、その違法性が高いと判断される場合には、不倫に対する慰謝料の支払いを拒否する交渉を進められるケースもあります。

弁護士が間に入ることで、感情的な交渉ではなく、法的な正当性に基づいた交渉が可能となり、皆さんの財産を守ることにつながるのです。

秘密厳守で家族や職場にバレるリスクを最小化できる

不倫問題、特に脅迫を伴うケースで最も懸念されることの一つが、家族や職場に問題が知られてしまう「情報漏洩」のリスクでしょう。

弁護士は法律で定められた厳格な「守秘義務」を負っており、相談内容が外部に漏れることは一切ありません。

これにより、安心して状況を打ち明け、解決に向けて相談を進めることができます。

また、弁護士が代理人として介入することで、相手に対して「これ以上情報を拡散すれば、名誉毀損などの法的措置を講じる」といった警告を発することが可能になります。

弁護士からの警告は、相手にとって強いプレッシャーとなり、脅迫行為を実行に移すリスクを効果的に抑制する効果が期待できます。

家族や職場に知られずに問題を収束させたいという皆さんの切実な願いに応えるためにも、弁護士の存在は不可欠です。

脅迫を逆手にとって損害賠償請求できる可能性も

不倫の事実があるとはいえ、相手からの脅迫行為は、皆さんの精神を深く傷つける「不法行為」に該当します。

この脅迫によって受けた精神的苦痛に対しては、不倫の慰謝料とは別に、相手に損害賠償(慰謝料)を請求できる可能性があります。

これは、受け身の対応ではなく、「攻め」の姿勢に転じ、被害者としての立場を明確にする選択肢となり得ます。

相手の脅迫行為が悪質であればあるほど、この損害賠償請求が認められる可能性は高まります。

弁護士は、皆さんの状況と証拠に基づき、この損害賠償請求の可能性を検討し、交渉を有利に進めるための戦略を立ててくれます。

この可能性を探り、具体的な行動に移すためにも、まずは弁護士に相談し、法的な見解を確認することが不可欠です。

弁護士に依頼した場合の流れと費用

不倫相手からの脅迫に直面した際、弁護士への相談は多くの人にとって「敷居が高い」「費用がどれくらいかかるか不安」と感じられるかもしれません。

しかし、問題解決を現実的に進める上で、弁護士のサポートは非常に有効な選択肢です。

ここでは、弁護士に依頼した場合の具体的な手続きの流れと、費用について分かりやすく解説します。

弁護士との無料相談から解決までのステップ、そして費用に関する具体的な内訳や目安を説明しますので、ぜひ参考にしてください。

無料相談から解決までの具体的なステップ

弁護士に相談してから、実際に問題が解決するまでの流れは、一般的に以下のステップで進んでいきます。

  • ① 法律事務所を探し、無料相談を予約する
  • ② 事実関係と証拠を弁護士に提示する
  • ③ 内容と費用に納得できれば委任契約を結ぶ
  • ④ 弁護士が受任通知を送り、交渉を開始する
  • ⑤ 合意に至れば示談書を作成して解決する

まず、最初に行うのは「法律事務所を探し、無料相談を予約する」ことです。

インターネット検索などで、不倫問題や脅迫問題の解決実績が豊富な弁護士事務所を見つけ、無料相談の機会を活用しましょう。

相談時には、脅迫の経緯、相手からの要求、集めた証拠などを時系列でまとめて持参するとスムーズです。

次に、弁護士との面談を通じて「事実関係と証拠を提示」します。

弁護士は、提供された情報に基づいて法的な観点から状況を分析し、脅迫行為の違法性や適切な対処法について説明してくれます。

この段階で、解決に向けた具体的な見通しや、弁護士費用についての説明も行われます。

弁護士からの提案内容と費用に納得できれば、正式に「弁護士への依頼(委任契約)」を結びます。

委任契約後、弁護士は相手方に対し「受任通知を送付」し、交渉を開始します。

受任通知が届くと、相手方からの連絡はすべて弁護士が窓口となるため、依頼者自身が直接相手とやり取りする必要はなくなります。

弁護士は、法律に基づき冷静に交渉を進め、双方にとって現実的な解決策を探ります。

最終的に「合意に至れば示談書を作成」し、問題は解決へと向かいます。

万が一、交渉で解決しない場合には、調停や訴訟といった法的手続きを検討することもあります。

弁護士費用の目安と相談時のポイント

弁護士に依頼する際の費用は、多くの人が不安に感じる点ですが、その内訳を知ることで不安は軽減されます。

弁護士費用は主に、次の3つで構成されます。

  • 相談料
  • 着手金
  • 報酬金

相談料は文字通り相談時に発生する費用で、多くの事務所では初回無料相談を実施しているため、費用を気にせず気軽に相談できる機会を活用しましょう。

着手金は、弁護士が事件に着手する際に発生する費用で、結果にかかわらず返還されないのが一般的です。

不倫トラブルや脅迫に関する交渉の場合、着手金は20万円から30万円程度が目安となることが多いです。

報酬金は、事件解決の成功度合いに応じて発生する費用で、得られた経済的利益(慰謝料の減額や損害賠償金の獲得など)の10%から20%程度が相場とされています。

事務所によっては、これらの費用以外に、郵便代や交通費などの実費が発生することもありますので、契約前にしっかりと確認することが大切です。

弁護士との相談を有意義なものにするためには、次の準備がおすすめです。

  • これまでの経緯を時系列でまとめたメモを用意する
  • 脅迫の証拠(LINE、メール、録音データなど)を持参する
  • 弁護士に聞きたいことを事前にリストアップする

これらの準備をすることで、費用への不安を和らげ、問題解決への具体的な第一歩を踏み出すことができるでしょう。

まとめ|不倫の脅迫は一人で悩まず、まずは専門家である弁護士にご相談ください

不倫をきっかけとした脅迫は、単なる感情的なトラブルではなく、刑法上の脅迫罪や恐喝罪など、法的に罰せられる可能性のある犯罪行為です。

恐怖や混乱から、相手の要求に応じて安易にお金を支払ったり、念書にサインしたりすることは、かえって事態を悪化させ、新たな要求や精神的な負担を増大させる危険性が高いと言えます。

最も重要で安全な対処法は、まずは冷静になり、脅迫の証拠をできる限り集めることです。

LINEのやり取り、メール、通話録音、詳細なメモなど、客観的に脅迫の事実を証明できるものを安全に保存してください。

これらの証拠は、後の法的措置においてあなたの身を守るための重要な武器となります。

そして、何よりも速やかに法律の専門家である弁護士に相談することが、平穏な日常を取り戻すための第一歩です。

弁護士は、脅迫者との直接のやり取りを遮断し、法的な根拠に基づいた交渉を進めてくれます。

秘密厳守であなたのプライバシーを守りながら、次のような問題に対応できます。

  • 不当な要求からの解放
  • 慰謝料の適正化
  • 脅迫に対する損害賠償請求の可能性の検討

このように、あなたにとって最も有利な解決策を提案し、実現に向けて尽力してくれるでしょう。

一人で抱え込まず、まずは無料相談などを活用して、専門家のサポートを求めることを強くお勧めします。

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※内容によってはご相談をお受けできない場合がありますので、ご了承ください。

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