依頼者が抱えていた課題
離婚を拒否する妻から法外な金銭を要求されていた
依頼者は中高年の男性で、妻とは長年別居していました。子どもが成人したのを機に離婚を申し入れましたが、妻は依頼者に強い不信感を抱いており、話し合い自体を完全に拒否していました。さらに、依頼者は病気の手術を控えており、将来に対する不安も大きい状況でした。
妻からは「離婚するなら学費・生活費に加え解決金を一括で支払え」と、法的相場を大きく超える金額を提示され、「支払わなければ裁判でも離婚しない」と強硬姿勢を崩さず、依頼者は自力での対応が困難となり当事務所に相談されました。
春田法律事務所の対応と結果
粘り強い交渉で訴訟を避け、公正証書で離婚を実現
受任後、弁護士が代理人として書面交渉を開始。依頼者は長期化する調停・訴訟を避けたい意向だったため、協議離婚を目指す方針を採りました。
まず、依頼者の経済状況や健康状態を客観的資料と共に提示し、法的相場を丁寧に説明し続けました。交渉は難航しましたが、最大のポイントであった「支払い方法と時期」について、弁護士を介した透明性の高い支払方法を提案し、妻の不信感を解消することに成功。
その結果、双方が納得できる条件で合意に至り、強制執行認諾文言付きの公正証書を作成。依頼者は調停や訴訟に進まず、円滑に協議離婚を成立させることができました。

