東京で大麻に強い弁護士に出会うには?その方法について徹底解説
最終更新日: 2023年07月11日
- 大麻に強い弁護士は何をしてくれるの?
- 大麻に強い弁護士の見極め方は?
- 大麻に強い弁護士の見つけ方は?
ご自身やご家族が大麻取締法違反の被疑者となった場合、腕のいい弁護士に依頼したいと考えることでしょう。その際、上のような疑問を持つのではないでしょうか。
今回は、大麻事件を多数解決してきた専門弁護士が、大麻に強い弁護士について徹底解説します。
大麻に強い弁護士に東京で出会うための方法
大麻に強い弁護士にはどのようにすれば出会えるのでしょうか。そのような弁護士は何をしてくれるのか、見極め方、見つけ方について以下順にご説明します。
近年薬物の検挙率は上昇してきています。以下ご参照ください。
- 大麻に強い弁護士は何をしてくれる?
- 大麻に強い弁護士の見極め方は?
- 大麻に強い弁護士の見つけ方は?
大麻に強い弁護士は何をしてくれる?
まずは、大麻に強い弁護士は何をしてくれるのか、以下4点見て行きましょう。
逮捕を回避してくれる
1つ目は、逮捕を回避してくれることです。
逮捕されますと会社を解雇されたり、学校を退学になる可能性が高まります。また留置所に入れられて連日、取り調べを受ける環境は過酷です。
大麻事件は逮捕されるケースが多いのですが、大麻に強い弁護士は逮捕の必要性が無いことや、逮捕すべきではないことを警察に主張して、逮捕されないようにします。
早期に釈放してくれる
2つ目は、早期に釈放してくれることです。
逮捕されてしまった場合も、必ず20日間勾留されるわけではありません。弁護士から裁判所、裁判官に対して勾留の必要はないことを訴えることで釈放されるケースはあります。また、勾留された場合も勾留期間を短縮できるケースはよくあります。
このように大麻に強い弁護士は一日でも早く釈放されるよう最善を尽くしてくれます。
不起訴を獲得してくれる
3つ目は、不起訴を獲得してくれることです。
日本では起訴されますと99.9%の確率で有罪判決となり前科がつきます。前科が付きますと海外で入国拒否される場合がありますし、被告人が外国人であれば強制退去処分を受けることになります。
このように前科が付くことを避けるには不起訴処分を獲得することが重要となります。大麻に強い弁護士は犯行を認めている事件では有利な情状を示して起訴猶予を求め、犯行を否認している事件では犯罪の立証ができないよう捜査に対応していきます。
執行猶予判決を獲得してくれる
4つ目は、執行猶予判決を獲得してくれることです。
初犯の大麻事件では大抵は執行猶予が付きます。しかし、初犯でも営利目的の場合は実刑判決の可能性が高くなります。また、初犯ではなく薬物犯罪の前科があったり、執行猶予中の場合にも実刑判決となる可能性は高くなります。
大麻に強い弁護士は実刑判決となる可能性が高い事件であっても説得力のある立証を行い執行猶予を獲得します。
大麻に強い弁護士の見極め方は?
大麻に強い弁護士が何をしてくれるのかお分かりいただけたかと思います。それでは、このような弁護士かどうかを見極めるにはどうすれば良いのでしょうか。以下3つのポイントをご説明します。
豊富な解決実績があるか
1つ目のポイントは、大麻取締法違反事件について数十件などの豊富な解決実績があることです。
大麻事件は被害者と示談すれば済む単純な事件ではなく、不起訴処分や執行猶予判決を獲得するためには多くの事件を経験する中で得られる知識、ノウハウが必要です。
そのため、豊富な解決実績があることが、大麻事件に強い弁護士であることの条件です。
直ぐに対応してくれるか
2つ目のポイントは、直ぐに対応してくれることです。
逮捕、勾留を回避するためには直ぐに検察、裁判所に対する働きかけが必要となります。また否認事件では直ぐに被疑者に接見をして適切な助言をしなければ、不利な供述調書を作成され、不起訴処分や執行猶予を得ることが難しくなります。
よって、依頼をしたら即日、直ぐに対応してくれることも大麻事件に強い弁護士の条件といえます。
親身に話を聞いてくれるか
3つ目のポイントは、依頼者の話を親身に聞いてくれることです。
大麻事件の被害者として捜査を受けますと、様々なプレッシャーや不安を抱えて生活することになります。そのような中で抱いた不安や疑問に対して親身になって話を聞いて答えてくれる弁護士の存在は心強いものです。
そのような対応をしてくれる弁護士であることもまた大麻事件に強い弁護士の条件といってよいでしょう。
大麻に強い弁護士の見つけ方は?
さて、それではこのような大麻事件に強い弁護士はどのように見つけたら良いのでしょうか。
知人に紹介してもらう方法も考えられますが、たまたまそのような弁護士と知り合いである確率は低く期待できません。また、弁護士会に紹介してもらうことも考えられますが、弁護士会は誰が大麻事件に強いのか把握していません。
一番良い方法はインターネットで調べる方法です。「大麻事件に強い弁護士」と検索しますと大麻事件を取り扱う弁護士が複数表示されます。
ただし、そのように表示された弁護士が全て大麻事件に強いとは限らないことに要注意です。先ほどご説明しました3つのポイントを踏まえて判断することが必要です。
関連記事:薬物事件に強い弁護士を東京で見つけるには?その方法を徹底解説
大麻に強い弁護士による東京での解決事例
ここまでのご説明にて、大麻に強い弁護士と出会う方法ついてお分かりいただけたかと思います。次に、大麻事件の解決までの流れをみたうえで、具体的な解決事例についていくつか見てみましょう。
- 大麻事件の解決までの流れ
- 勾留と観護措置を回避した事例
- 大麻リキッドで不起訴処分を獲得した事例
- 大麻栽培で執行猶予を獲得した事例
大麻事件の解決までの流れ
逮捕、勾留はされず、在宅捜査となった場合、1回から3回ほど警察から取り調べなどの捜査を受け、2、3か月ほどで警察から検察庁へ事件が送致されます。そこから1、2か月以内に検察官から呼び出しを受け、起訴・不起訴の判断を受けます。
一方。逮捕された場合には、逮捕から48時間以内に警察から検察に事件が送致され、そこから24時間以内に検察官は裁判官に対して勾留を請求します。そして、裁判官が勾留を決定すると最長20日間勾留され、その勾留期間中に必要な捜査を終え、検察官が起訴するか、不起訴とするかの判断をします。
不起訴となったときは、それで事件は終結ですが、起訴されたときは、その後、裁判所で公判が開かれ、審理の上、判決が言い渡されます。
勾留と観護措置を回避した事例
関西の大学に通う未成年の依頼者は、夏休みに友人と東京に遊びに来ていました。ホテルで皆で使うために、友人の一人が新宿の飲み屋街で大麻を購入し歩いていたところ、警察官に職務質問、所持品検査をされ、大麻が見つかったため、友人らとともに現行犯逮捕されました。逮捕の当日、関西に住む母親から当事務所に依頼がありました。
依頼者は入手方法についても正直に話しをしていましたので、勾留をする必要性は低いと考えられました。そこで、裁判官に対して釈放を求める意見書を提出したところ、勾留はされず釈放となりました。
東京の家庭裁判所に事件送致された後、関西の家庭裁判所に事件が移送されました。家庭裁判所としては観護措置をとる必要があると考えていましたが、弁護士か調査官と協議した結果、少年鑑別所に入るのではなく、在宅観護の方法をとってもらうことができました。
依頼者は数回、少年鑑別所や家庭裁判所に通って調査を受け、その後、審判では見込み通り保護観察処分となり、事件は解決しました。
大麻リキッドで不起訴処分を獲得した事例
依頼者は、深夜の繫華街を歩いていたところ警察官に職務質問と所持品検査をされました。所持していたリキッドについて大麻リキッドではないかと指摘され、鑑定に回すということで押収されました。
依頼者は友人からCBDだと言われて使っていたのですが、CBDだと思っていたリキッドが実は大麻なのではないかと心配になり、当事務所に依頼しました。
約3週間ほどして警察から依頼者に呼び出しの連絡がありました。やはり鑑定の結果大麻成分が検出されたということでした。
事前に打ち合わせをしていたとおり、依頼者は大麻リキッドであるとの認識は一切なかったことを供述しました。その後、検察庁に書類送検となり、弁護士から大麻であることの認識はなかったことを説明する意見書を提出しました。
依頼者は検察官からも取り調べを受けましたが、その後、不起訴処分となり、事件は解決しました。
大麻栽培で執行猶予を獲得した事例
依頼者は海外で大麻の種を購入し、自宅で大麻を栽培していました。何度か友人に大麻を売ったことはありましたが、専ら自分で使用するために栽培をしていました。
ある日、警察が家宅捜索に訪れ、大麻の営利目的所持で現行犯逮捕されました。
逮捕の3日後、依頼者の母親から当事務所に依頼がありました。
依頼者は5人ほどの友人に数回大麻を売ったことがあるのみで、あくまで自分で使うために大麻を栽培していました。そのため、営利目的で逮捕はされていましたが、起訴される段階では営利目的は付かないと考えられました。初犯でしたから執行猶予が付く見込みでしたので、早期に保釈をすることを目標としました。
大麻の栽培で再逮捕をされましたが、勾留延長に対する準抗告をしたところ、延長日数は10日から6日に短縮され、起訴後、即日保釈が許可されました。
その後、公判では予定通り執行猶予がつき、事件は解決しました。
大麻に強い弁護士に依頼する際の弁護士費用は?
弁護士費用は概ね、法律相談料、接見日当、着手金、成功報酬金から成ります。法律相談料は30分5000円や1時間1万円が相場ですが、依頼後には法律相談料はかかりません。
接見日当とは、逮捕、勾留されているケースで、警察署に接見に行く都度発生するものです。1回あたり3万円から5万円が相場です。接見日当を設定している法律事務所もあれば、設定しない法律事務所もあります。
着手金は依頼時に支払うものです。また、正式裁判(公判)になったときは公判の着手金を支払います。着手金の相場は30万円ですが、否認事件や難易度の高い事件については50万円ほどを設定することもあります。
成功報酬金は、釈放、不起訴、執行猶予などの成功結果に対して支払うものです。それぞれ10万円から50万円ほどが相場です。
以上のように弁護士費用にはいくつかの内訳がありますが、その総額の相場は概ね60万円から80万円ほどです。
まとめ
以上、大麻に強い弁護士について徹底解説しました。
刑事事件は時間との勝負です。大麻事件の加害者になったときは、できる限り早いタイミングでまずは一度大麻に強い弁護士にご相談することをお勧めします。
※内容によってはご相談をお受けできない場合がありますので、ご了承ください。