覗きで逮捕?弁護士に相談し会社バレ・前科を回避する方法

最終更新日: 2026年04月10日

覗きをした場合に問われる罪とは!?覗き事件に強い弁護士が解説

「ちょっとした出来心で覗きをしてしまった…」
「もしかしたら誰かに見られたかもしれない…」
軽い気持ちで行った覗き行為が、あなたの人生を大きく変えてしまう可能性があることをご存知でしょうか。

覗きは、迷惑防止条例違反や住居侵入罪といった犯罪に該当する可能性があり、発覚すれば逮捕され、会社や家族に知られ、前科がついてしまうリスクを伴います。
しかし、事件直後に適切な対応をとることで、これらの最悪の事態を回避できる可能性は十分にあります。

その鍵を握るのが、刑事事件に精通した弁護士の存在です。

この記事では、覗き行為が発覚した場合のリスク、問われる可能性のある罪、そして弁護士に相談することで会社バレや前科を回避する方法について、具体的に解説します。もしあなたが今、不安な気持ちでこの記事を読んでいるなら、解決への第一歩としてぜひ最後までお読みください。

この記事を監修したのは

代表弁護士 春田 藤麿
代表弁護士 春田 藤麿
第一東京弁護士会 所属
経歴
慶應義塾大学法学部卒業
慶應義塾大学法科大学院卒業
都内法律事務所勤務
当事務所開設
資格
宅地建物取引士
情報処理安全確保支援士

「家族が逮捕された」「示談したい」など、300件以上の刑事事件のご相談に対応してきました。(※2026年3月時点)これまでの実務経験をもとに、法律のポイントを分かりやすく解説しています。

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覗きがバレたらどうなる?逮捕や会社バレのリスクとは

「覗きくらいで大ごとにはならないだろう」と考えるのは非常に危険です。

覗き行為が発覚すると、以下のような深刻なリスクが連鎖的に発生する可能性があります。

  • 逮捕・勾留による身柄拘束
    被害者や目撃者にその場で取り押さえられ現行犯逮捕されたり、後日防犯カメラの映像などから身元が特定され逮捕状を持って警察が自宅に来たりする可能性があります。
    逮捕されると最長で23日間、警察署の留置場で身柄を拘束される可能性があり、その間は当然、会社や学校に行くことはできません。

  • 会社や学校への発覚(会社バレ・学校バレ)
    長期間の身柄拘束は「無断欠勤」につながり、会社に事件のことを説明せざるを得ない状況に追い込まれます。
    逮捕された事実が報道されれば、会社や近隣住民に知られるリスクも高まります。
    結果として、懲戒解雇や退学といった社会的制裁を受ける可能性も否定できません。

  • 前科がつくリスク
    逮捕後、検察官によって起訴され、刑事裁判で有罪判決が確定すると「前科」がつきます。
    前科がつけば、特定の職業に就けなくなるなどの資格制限を受けたり、今後の人生において様々な不利益を被ったりする可能性があります。

このように、一度の過ちが、あなたの社会的信用やキャリアを根底から揺るがす事態に発展しかねないのです。

覗き行為で問われる可能性のある罪

覗き行為は、その態様や場所によって、主に以下の3つの罪に問われる可能性があります。

迷惑防止条例違反

各都道府県が定める公衆に著しく迷惑をかける行為等を防止するための条例です。

多くの都道府県で、公共の場所(公園、駅、道路など)や公共の乗り物(電車、バスなど)において、人を著しく羞恥させたり、不安を覚えさせたりする方法で、衣服等で覆われている人の下着や身体を見る行為を禁止しています。
例えば、東京都の「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」では、違反した場合「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」が科される可能性があります。常習の場合はさらに重い刑罰が定められています。

軽犯罪法違反

軽犯罪法第1条23号では、「人の住居、浴場、更衣場、便所その他人が通常衣服をつけないでいるような場所をひそかにのぞき見た者」を罰する旨が規定されています。

迷惑防止条例が適用されないような、私的な空間での覗き行為が主にこの法律で処罰の対象となります。

罰則は「拘留(1日以上30日未満)または科料(1,000円以上1万円未満)」と比較的軽いですが、前科がつくことに変わりはありません。

住居侵入罪・建造物侵入罪

覗きをする目的で、正当な理由なく他人の家の敷地内や、マンションの共用廊下・階段、管理されている建物などに立ち入った場合に成立する犯罪です(刑法第130条)。例えば、アパートの2階の部屋を覗くために階段を上る行為も建造物侵入罪に該当する可能性があります。

住居侵入罪・建造物侵入罪の罰則は「3年以下の懲役または10万円以下の罰金」であり、迷惑防止条例違反や軽犯罪法違反よりも重い罪となります。

覗き行為そのものと合わせて処罰される(牽連犯)ことも多く、非常に重い処分が下される可能性があります。

覗き事件で逮捕される可能性と逮捕後の流れ

覗き事件では、どのようにして逮捕され、その後どのような手続きが進むのでしょうか。

現行犯逮捕と後日逮捕

逮捕には大きく分けて2つのパターンがあります。

  • 現行犯逮捕:
    覗き行為の最中や直後に、被害者本人や目撃者、駆けつけた警察官によってその場で身柄を拘束されるケースです。
    覗き事件ではこの現行犯逮捕が最も多いパターンです。

  • 後日逮捕(通常逮捕):
    一度は現場から逃げたものの、防犯カメラの映像や目撃者の証言などから身元が割り出され、後日、警察が裁判所の発付した逮捕状を持って自宅や職場にやってきて逮捕されるケースです。
    「うまく逃げられた」と思っても、数日後、数週間後に突然逮捕される可能性は十分にあります。

逮捕から起訴・不起訴までの流れ

逮捕されると、刑事手続は以下のように進みます。

  • 警察の取調べ(逮捕から48時間以内)
    逮捕後、警察署で事件に関する取調べを受けます。
    この間、原則として家族であっても面会することはできず、面会できるのは弁護士だけです。
  • 検察官への送致(送検)(24時間以内)
    警察は48時間以内に、事件の書類や証拠、被疑者の身柄を検察官に引き渡します。これを「送致(送検)」といいます。
  • 勾留請求・勾留決定(最大20日間)
    送致を受けた検察官は、24時間以内に「身柄を拘束したまま捜査を続ける必要がある」と判断した場合、裁判官に勾留を請求します。
    裁判官がこれを認めると、まず10日間、延長されるとさらに10日間、合計で最大20日間も身柄を拘束され続ける可能性があります。
    この長期間の身柄拘束が、会社バレの最大の原因となります。

  • 起訴・不起訴の決定
    検察官は勾留期間中、または在宅事件(逮捕されない事件)の捜査を進めた上で、最終的に被疑者を刑事裁判にかけるか(起訴)、かけないか(不起訴)を判断します。

     ・起訴:刑事裁判が開かれ、有罪判決が出れば前科がつきます。
    ・不起訴:事件はそこで終了し、刑事裁判は開かれず、前科もつきません。

この流れの中で、いかに早く身柄を解放され、そして「不起訴処分」を獲得するかが、社会生活への影響を最小限に抑えるための最重要ポイントとなります。

覗きで前科がつくのを回避し、会社にバレないようにするには弁護士への相談が重要

覗き事件で前科や会社バレを回避するためには、一刻も早く弁護士に相談することが不可欠です。弁護士は、あなたの代理人として以下のような具体的な弁護活動を行います。

被害者との示談交渉を進められる

不起訴処分を獲得するために最も重要な活動が、被害者との示談交渉です。

示談とは、加害者が被害者に対して真摯に謝罪し、示談金(慰謝料)を支払うことで、事件の許し(宥恕)を得るための話し合いです。

しかし、加害者本人やその家族が直接被害者と交渉しようとしても、警察は被害者の連絡先を教えてくれませんし、無理に接触しようとすれば被害者の感情を逆なでし、事態を悪化させるだけです。
弁護士が間に入ることで、冷静かつ円滑に示談交渉を進めることができます。

弁護士は、検察官を通じて被害者の連絡先を入手し、被害者の心情に配慮しながら謝罪と賠償の意を伝え、示談の成立を目指します。

示談が成立し、被害者が「加害者の処罰を望まない」という意思を示した示談書を検察官に提出できれば、不起訴処分となる可能性が飛躍的に高まります。

逮捕・勾留からの早期釈放を目指せる

もし逮捕・勾留されてしまった場合、弁護士は検察官や裁判官に対して、身柄拘束の必要性がないことを客観的な証拠と共に主張します。

具体的には、「定職についており家族もいるため逃亡の恐れがない」「証拠品はすでに警察に押収されており証拠隠滅の恐れがない」「弁護士を通じて被害者との示談を進めている」といった事情を意見書として提出し、勾留請求の却下や、勾留決定に対する不服申し立て(準抗告)を行い、早期の身柄解放を目指します。
早期に釈放されれば、会社への欠勤を最小限に抑えられ、会社に事件を知られるリスクを大幅に低減できます。

不起訴処分を獲得し前科を回避できる

弁護士は、示談交渉の成果や、本人が深く反省していること、再犯防止のための具体的な取り組み(例えば、専門のクリニックへの通院など)を行っていることなどを検察官に伝え、寛大な処分を求めます。

これらの活動により、検察官が「今回は裁判にかけるまでもない」と判断すれば、起訴猶予などの不起訴処分を獲得できます。

不起訴になれば前科はつかず、事件はそこで終了します。

会社への発覚リスクを低減できる

弁護士に依頼することで、上記の「早期釈放」や「不起訴処分の獲得」の可能性が高まります。

身柄拘束の期間が短ければ短いほど、そして不起訴処分で事件が終結すれば、逮捕された事実が報道されたり、裁判になったりするリスクがほぼなくなり、結果として会社や家族に知られることなく事件を解決できる可能性が高まります。

覗き事件を弁護士に依頼する際の流れと費用

実際に弁護士に依頼する場合、どのような流れで進み、費用はどのくらいかかるのでしょうか。

弁護士への相談から依頼までのステップ

  • 法律事務所へ問い合わせ:
    まずは電話やメールで法律事務所に連絡し、覗き事件で困っている旨を伝えて、相談の予約を取ります。
    逮捕されている場合は、ご家族が連絡することになります。

  • 弁護士との法律相談:
    弁護士と直接面談し、事件の詳しい状況(いつ、どこで、何をしたか、逮捕されているかなど)を正直に話します。
    弁護士は、今後の見通しや弁護方針、費用の説明などを行います。

  • 委任契約の締結:
    弁護士の方針や費用に納得できれば、正式に弁護を依頼するための委任契約を結びます。

  • 弁護活動の開始:
    契約後、弁護士はすぐに活動を開始します。
    逮捕されている場合は、すぐに接見(面会)に向かい、取調べへの対応方法をアドバイスします。
    その後、示談交渉や身柄解放活動などを進めていきます。

弁護士費用の内訳と相場

弁護士費用は、主に以下の要素で構成されます。事務所によって料金体系は異なりますので、必ず契約前に確認しましょう。

  • 相談料:
    法律相談にかかる費用。30分5,000円~1万円程度が相場ですが、初回相談は無料としている事務所も多いです。

  • 着手金:
    弁護活動を始めるにあたって支払う費用。
    事件の結果にかかわらず返金されないのが一般的です。
    覗き事件の着手金の相場は、30万円~50万円程度です。

  • 成功報酬金:
    事件が良い結果(不起訴、示談成立、執行猶予など)で終わった場合に支払う費用。
    獲得した成果に応じて金額が設定されます。不起訴処分を獲得した場合の成功報酬金は、30万円~50万円程度が相場です。

  • 日当・実費:
    弁護士が警察署や裁判所へ出張する際の日当や、交通費、示談金の振込手数料、記録のコピー代などの実費です。

費用は決して安くありませんが、前科がつくことによる将来の不利益や、職を失うリスクを考えれば、未来への投資と捉えることもできます。

覗き事件に関するよくある質問

Q. 覗きの示談金の相場はいくらですか?

A. 一概には言えませんが、一般的な迷惑防止条例違反や軽犯罪法違反としての覗き事件の場合、示談金の相場は10万円~50万円程度となることが多いです。

ただし、これはあくまで目安です。住居侵入を伴う悪質なケース、被害者が受けた精神的苦痛の大きさ、加害者の社会的地位や資力などによって金額は変動します。

弁護士が間に入ることで、適切な金額での示談成立を目指すことができます。

Q. 家族や会社に内緒で解決することは可能ですか?

A. 可能性は十分にあります。逮捕されずに在宅事件として捜査が進み、弁護士を通じて早期に被害者と示談が成立し、不起訴処分となれば、誰にも知られることなく事件を解決できる可能性が非常に高くなります。

万が一逮捕されても、弁護士の活動によって早期に釈放されれば、会社に事情を話すことなく社会復帰できるケースもあります。

Q. 現場から逃げてしまいました。自首すべきですか?

A. 自首は、刑法で刑が任意的に減軽される事由と定められており、反省の態度を示す上で非常に有効です。

しかし、ご自身一人で警察署に出頭すると、事情も聞かれずにそのまま逮捕されてしまうリスクがあります。まずは弁護士に相談してください。

弁護士が代理人として警察に連絡を取り、出頭日時を調整した上で同行(同行自首)すれば、逮捕を回避し、在宅事件として扱ってもらえる可能性が高まります。

Q. 証拠がなくても逮捕されることはありますか?

A. 「証拠がない」と思っていても、逮捕される可能性はあります。

刑事事件における証拠は、防犯カメラの映像や指紋といった物的証拠だけではありません。

被害者や目撃者の「見た」という供述も、具体的で信用性が高ければそれ自体が非常に有力な証拠となります。安易に「証拠はないはずだ」と考えるのではなく、専門家である弁護士に相談し、客観的な状況判断を仰ぐことが重要です。

まとめ

覗きは、決して軽視できない犯罪です。一度発覚すれば、逮捕、勾留、会社バレ、前科といった深刻な事態に直面するリスクがあります。
しかし、事件を起こしてしまった後でも、諦める必要はありません。

できるだけ早く、刑事事件・性犯罪に強い弁護士に相談し、適切な弁護活動を依頼することが、あなたの未来を守るための最善の選択です。

弁護士は、被害者との示談交渉を円滑に進め、逮捕・勾留からの早期釈放を実現し、そして前科のつかない「不起訴処分」の獲得を目指して全力でサポートしてくれます。

一人で悩み、時間が経過すればするほど、事態は悪化する一方です。もし今、この記事を読んで少しでも不安を感じているのなら、勇気を出して、信頼できる弁護士に相談することから始めてください。

それが、平穏な日常を取り戻すための、確実な第一歩となるはずです。

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※内容によってはご相談をお受けできない場合がありますので、ご了承ください。

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