大麻に強い弁護士を名古屋で依頼したい?その方法について徹底解説
最終更新日: 2022年08月23日
- 大麻に強い弁護士は他の弁護士とは何が違う?
- 大麻に強い弁護士かどうかの判断基準は?
- 大麻に強い弁護士はどのように探す?
ご自身やご家族が大麻取締法違反で検挙されてしまった場合、大麻事件に強い弁護士に依頼したいと考えるのは自然なことです。その際に上記のような疑問をもつかもしれません。
今回は、多数の大麻事件を解決してきた専門弁護士がこのような疑問にお答えしていきます。
大麻に強い弁護士を名古屋で依頼する方法
大麻に強い弁護士に依頼するためにはどうすればよいのでしょうか。以下順番に、そのような弁護士は何が違うのか、その判断基準や探し方についてご説明します。
名古屋における大麻事件の検挙件数は、他の地域に比べ比較的多いことが以下のURLから分かります。
- 大麻に強い弁護士は何が違う?
- 大麻に強い弁護士の判断基準
- 大麻に強い弁護士はどう探す?
大麻に強い弁護士は何が違う?
大麻に強い弁護士とその他大勢の弁護士との違いについて、4つのポイントを見て行きましょう。
逮捕されないようにしてくれる
1つ目のポイントは、逮捕されないようにしてくれることです。
逮捕されると会社や学校に行けなくなり、解雇や退学のリスクが高まります。また、外界と遮断され日夜、捜査機関から取り調べを受ける環境も過酷です。
薬物事件では罪証隠滅を防止するために逮捕されるケースが多いですが、大麻に強い弁護士は罪証隠滅の恐れがないことや犯罪が成立しないことなどを警察に説明し、逮捕されないよう弁護します。
早く釈放してくれる
2つ目のポイントは、早く釈放してくれることです。
逮捕、勾留をされますと起訴前は最長23日間も勾留され、起訴後も保釈されなければ数か月も勾留が続くことになります。このような長期の勾留が続けば失職、退学は避けられないでしょう。
大麻に強い弁護士はまずは検察官、裁判官(裁判官)に対して勾留の必要はないことを訴え、早期釈放のための弁護、起訴後は速やかな保釈を実現する弁護をします。
起訴されないようにしてくれる
3つ目のポイントは、起訴されないようにしてくれることです。
起訴をされますと無罪判決を取らない限り有罪判決を受けて前科がつきます。前科がありますと海外渡航の際に入国を拒否される、外国人であれば国外退去処分を受けるなど重大な不利益を被ります。
大麻に強い弁護士は、犯行を認めている事件では情状酌量を主張して起訴猶予を求める、犯行を否認している事件では嫌疑が不十分、犯罪が成立しないことを主張して不起訴処分を獲得します。
執行猶予を勝ち取ってくれる
4つ目のポイントは、執行猶予を勝ち取ってくれることです。
初犯であれば大麻取締法違反事件の多くは起訴されたとしても、執行猶予が付きます。しかし、営利目的の犯行であれば初犯であっても実刑判決になる可能性は高いです。
また、執行猶予中の犯行、前回の薬物事件の有罪判決を受けてから6年ほどしか経過していない場合にも実刑判決となる可能性が高くなります。
大麻に強い弁護士はこのように実刑判決となる可能性が高い事件であっても、適切な団体の協力を得るなどして被告人にとって最大限に有利な情状を主張し、執行猶予を勝ち取ります。
大麻に強い弁護士の判断基準
以上のような弁護をしてくれる大麻事件に強い弁護士であるのかどうか、その判断基準について以下3点ご説明します。
- 多くの豊富な解決実績があるか
- 迅速、スピーディーに対応してくれるか
- 依頼者に親身に丁寧に対応してくれるか
多くの豊富な解決実績があるか
1点目は、大麻事件について多くの豊富な解決実績があるかことです。数十件の解決実績があることが望ましいところです。
大麻事件は多くの事件を経験することでしか得られない知識、ノウハウがあります。そのような知識、ノウハウがあることによって、逮捕回避、不起訴処分などの成功確率が高まります。
迅速、スピーディーに対応してくれるか
2点目は、迅速、スピーディーに対応してくれることです。
捜査は刻一刻と進行します。もっと早く弁護士が対応をしていれば逮捕されずに済んだ、釈放できていた、不起訴処分に持ち込めたというケースはしばしばあります。依頼をすれば即日、動いてくれる弁護士であることが必要です。
依頼者に親身に丁寧に対応してくれるか
3点目は、依頼者に親身に丁寧に対応してくれることです。
刑事事件の被疑者となりますと、今後どのような捜査を受けるのか、前科がついてしまうのかなど、不安な気持ちで生活することになります。分からないことだらけのため、疑問も出てきます。
そのような時に親身に丁寧に不安、疑問を解消してくれる弁護士は心強いものです。そのような弁護士であるのかどうかも重要な判断基準といえます。
大麻に強い弁護士はどう探す?
以上のような大麻に強い弁護士はどのようにして探したら良いのでしょうか。
最適な方法は、「大麻に強い弁護士」などとインターネットで検索してみる方法です。このように検索しますと、大麻事件を扱う弁護士が多数表示されます。
ただし、そのうちの全てが大麻に強い弁護士とは限りません。先ほど挙げました3つの判断基準を念頭に、大麻に強い弁護士であるのか判断しましょう。
大麻に強い弁護士が名古屋で解決した事例
以上、大麻に強い弁護士についてその探し方も含めて解説しました。次に、大麻事件の基本的な流れを踏まえ、実際の解決事例をいくつか見てみましょう。
- 大麻事件の基本的な流れ
- 大麻所持で逮捕されたが釈放された事例
- 逮捕を回避し不起訴処分を獲得した事例
- 勾留期間を短縮した事例
大麻事件の基本的な流れ
大麻事件の多くは逮捕、勾留されますが、在宅捜査となるケースもあります。その場合、2回ほど警察から呼び出しを受け、取り調べなどの捜査を受けます。通常は2、3か月ほどで警察から検察庁へ事件が送致され、その後1、2か月ほどで検察官から呼び出しを受け、起訴か不起訴かの判断がくだります。
他方、逮捕されたときは、逮捕から48時間以内に警察から検察に事件が送致されます。そこから24時間以内に検察官は裁判官に対して勾留を請求し、裁判官は勾留決定をします。
その後最長20日間勾留され、その間に検察官が起訴、不起訴の判断をします。
不起訴となればそれで事件は終結です。起訴された場合には正式裁判(公判)となり、裁判所で審理、判決を受けることになります。
大麻所持で逮捕されたが釈放された事例
ある日の夕刻、依頼者の自宅に警察が家宅捜索にやってきました。捜索の結果、スポーツバッグからパケに入った少量の大麻草が発見され、依頼者は現行犯逮捕されました。同日、依頼者の妻から夫が捕まったので助けてもらいたいと当事務所に連絡がありました。
依頼者は友人から大麻を購入していました。警察が依頼者の大麻所持を知ったのは、その友人が逮捕されたからとしか考えられませんでした。そのため、入手先について正直に供述することによって、罪証隠滅の可能性が乏しいことを示し、早期釈放を目指すこととしました。
その結果、検察は勾留を請求しましたが、裁判官は勾留を認めず、逮捕の翌々日に釈放されました。
初犯で購入したのも2回のみ、所持量は1グラム以下と少量でしたので起訴猶予を目指し、検察に意見書を提出しましたが、検察は起訴しました。その後、予定通り公判では懲役8か月、執行猶予3年の判決となり、事件は解決しました。
逮捕を回避し不起訴処分を獲得した事例
依頼者は車を運転していたところパトロール中の警察車両に停止を求められ、車内の所持品検査を受けました。すると、ドアポケットに入っていた電子タバコのカートリッジの中から乾燥した植物片が発見されました。
簡易検査の結果は偽陽性だったことから、正式な鑑定に回すということでその時は解放されました。植物片が大麻かもしれないと考えた依頼者は、後日の逮捕、起訴をさけるべく当事務所に依頼をしました。
依頼者は知人から電子タバコだと勧められてその場で吸った後、車のドアポケットに入れたままにしていました。カートリッジの中身を見たこともなく、当然、その中にはタバコが入っているものと思っていました。
弁護士から警察に確認をしたところ、鑑定結果は大麻でした。そこで、依頼者には大麻の認識はなかったこと、また吸い殻であり所持の故意もなかったことを主張する意見書を警察へ提出し、逮捕はしないよう求めたところ、在宅捜査で進めてもらえることになりました。
書類送検の後、検察官から呼び出しがありましたが、その際の対応も事前に打ち合わせをして臨みました。その結果、検察官は嫌疑は不十分と判断し、不起訴処分となり、事件は解決しました。
勾留期間を短縮した事例
依頼者は海外で大麻の種を購入し、自宅で大麻を栽培していました。何度か友人に大麻を売ったことはありましたが、専ら自分で使用するために栽培をしていました。ある日、警察が家宅捜索に訪れ、大麻の営利目的所持で現行犯逮捕されました。逮捕の3日後、依頼者の母親から当事務所に依頼がありました。
依頼者は5人ほどの友人に数回大麻を売ったことがあるのみで、あくまで自分で使うために大麻を栽培していました。そのため、営利目的で逮捕はされていましたが、起訴される段階では営利目的は付かないと考えられました。初犯でしたから執行猶予が付く見込みでしたので、早期に保釈をすることを目標としました。
大麻の栽培で再逮捕をされましたが、勾留延長に対する準抗告をしたところ、延長日数は10日から6日に短縮され、起訴後、即日保釈が許可されました。その後、公判では予定通り執行猶予がつき、事件は解決しました。
大麻に強い弁護士に名古屋で依頼する弁護料金は?
最後に、大麻事件について弁護士に依頼する際にかかる弁護料金(弁護士費用)の相場について確認しましょう。
弁護士費用の内訳は概ね着手金と成功報酬金です。着手金は起訴前の段階と起訴後の段階でそれぞれ発生し、相場は各30万円ほどです。難易度の高い事件では50万円ほどになることもあります。
成功報酬金は、釈放した、不起訴、執行猶予を獲得したといった成功結果に対して支払われます。その金額は難易度に応じて設定され、相場は20万円から50万円ほどです。初犯の大麻所持事件などは執行猶予が付く可能性が非常に高いため、執行猶予について成功報酬を設定しない法律事務所もあります。
着手金と成功報酬金それぞれに相場がありますが、弁護士費用総額としての相場は60万円から80万円ほどです。
まとめ
以上、大麻に強い弁護士についての解説でした。
勾留されてもいい、前科がついてもいいという場合であれば大麻に強い弁護士に依頼をする必要性は高くないでしょう。一方、逮捕勾留を回避したい、前科を避けたい、執行猶予を得たいというご要望があるときは、手遅れになる前に大麻に強い弁護士にご相談ください。
※内容によってはご相談をお受けできない場合がありますので、ご了承ください。