離婚を決意したら弁護士に相談すべき?メリット・費用・選び方まで徹底解説
最終更新日: 2025年06月26日
離婚を決意したとき、多くの方が「どこから手をつければいいのかわからない」と感じます。相手と冷静に話し合える状況ではない、財産や子どものことでもめている、そんなとき、まず頼りになるのが離婚問題に強い弁護士です。
この記事では、離婚を決めた方に向けて、
- 弁護士に相談すべき理由
- 実際にどんなサポートが受けられるのか
- 弁護士の選び方や費用の目安
など、気になるポイントをわかりやすく解説していきます。
弁護士に相談すべきタイミングとは?
以下のような状況に心当たりがあるなら、できるだけ早めの相談がおすすめです。
- 相手が離婚に応じてくれない、話し合いが進まない
- 財産分与や養育費の話がこじれている
- 相手がすでに弁護士を立てている
- DVやモラハラで直接やりとりするのがつらい
弁護士が間に入ることで、精神的なストレスを減らし、法的に適切な条件で話を進めることが可能になります。
弁護士に依頼するメリットは?
離婚に関して弁護士をつけることで、以下のようなメリットがあります。
- 相手とのやり取りを代行してくれる(連絡も交渉も不要に)
- 財産分与や慰謝料などを法律に基づいて適正に主張してくれる
- 協議・調停・裁判と、すべてのステージに対応できる
- 相手が弁護士を立てていても対等に交渉できる
「自分ひとりでは不安」「感情的になってしまいそう」という方にとって、法的な視点と冷静な判断力を持つ弁護士の存在は非常に心強いものです。
弁護士費用はどれくらいかかる?相場と内訳
気になるのはやはり費用面です。事務所によって異なりますが、おおよその相場は以下の通りです。
- 相談料:無料〜30分あたり5,000円程度
- 着手金:10〜30万円(内容による)
- 成功報酬:経済的利益の10〜15%が目安(慰謝料・財産分与など)
費用が心配な方には、法テラスの利用(条件あり)や、分割払いに対応している事務所もありますので、遠慮せず確認してみてください。
弁護士の選び方:失敗しない3つのポイント
離婚の悩みは非常に個別性が高いため、弁護士との相性もとても大切です。選ぶ際には以下を意識しましょう。
離婚問題の経験が豊富か?
実績が多い弁護士は、交渉の進め方や調停・裁判の対応にも慣れています。
話しやすく、相談しやすいか?
初回相談で、「こちらの話をよく聞いてくれるか」「気持ちをくんでくれるか」をチェックしましょう。
費用が明確に説明されるか?
後になって「そんな費用がかかるとは…」とならないよう、事前に説明がある事務所を選びましょう。
事例紹介
相手が弁護士を立ててきた!冷静な対応で有利に離婚成立
40代女性の事例です。
夫から突然、弁護士名義の内容証明が届き、離婚を求められたとのこと。何をどうすればいいかわからず、当事務所にご相談いただきました。
弁護士が内容証明を精査し、財産の内容や婚姻中の経済状況を調査。相手側弁護士と交渉を重ね、結果として、慰謝料100万円+財産分与の条件で協議離婚が成立しました。ご本人も「冷静に進められてよかった」と安心された様子でした。
DVの証拠を集めて調停で離婚を実現
30代女性の事例です。
長年夫の暴力に悩まされてきたが、「子どももいるし、怖くて離婚を切り出せない」と相談に来られました。本人も精神的に追い詰められていましたが、当事務所のサポートでまずは安全確保を優先。シェルターの紹介や警察への相談にもつなげました。
同時に、録音データや診断書などの証拠を集め、弁護士が代理人として調停を申し立て、調停では相手側も出席しましたが、弁護士がすべてを代弁。
最終的に、親権・養育費付きでの離婚が成立。「あのとき相談して本当に良かった」と言っていただけました。
よくある質問(FAQ)
Q:まだ離婚するか迷っています。それでも弁護士に相談できますか?
離婚の準備や法的な問題点を把握するために法律相談を利用することもあり得ます。必要があれば、その後に正式な依頼を検討することも可能です。
Q:相手に先に弁護士を立てられてしまいました。
対抗するにはこちらも弁護士を立てたほうがよいでしょう。不利な条件で進んでしまう前にご相談ください。
Q:調停や裁判になった場合も、同じ弁護士が対応してくれますか?
はい。当事務所では基本的に、最初の協議段階から調停・裁判まですべて同じ弁護士が対応します。一貫したサポートが受けられます。
Q:親権や養育費の相談もできますか?
もちろんです。お子さんのことは将来にも大きく関わるので、丁寧に対応いたします。
Q:費用の支払いが不安ですが、分割払いはできますか?
ご相談内容によって柔軟に対応できるケースもあります。まずはご事情をお聞かせください。
まとめ:離婚を進めるなら、弁護士と一緒に前へ
離婚は人生の大きな転機です。感情的にこじれる前に、専門家の手を借りることで、冷静かつスムーズに話を進められます。依頼者の意思や不安をしっかり受け止め、最適な道筋を提案するのが弁護士の役目です。
「本気で離婚に向き合いたい」――そう思ったそのときが、相談のベストタイミングです。
※内容によってはご相談をお受けできない場合がありますので、ご了承ください。