大麻に強い弁護士を神奈川で探す方法を解決事例も踏まえて徹底解説

最終更新日: 2023年11月29日

大麻に強い弁護士を神奈川で探す方法を解決事例も踏まえて徹底解説

  • 大麻に強い弁護士の特徴は?
  • 大麻に強い弁護士の判断方法は?
  • 大麻に強い弁護士と出会うには?

大麻事件の被疑者になってしまったので弁護士に相談しようと思ったときは、大麻に強い弁護士に相談したいと考えることでしょう。その場合に上記のような疑問が出てくるのではないでしょうか。

そこで今回は、大麻事件を多数解決してきた専門弁護士が、これらの疑問にお答えします。

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この記事を監修したのは

代表弁護士 春田 藤麿
代表弁護士春田 藤麿
第一東京弁護士会 所属
経歴
慶應義塾大学法学部卒業
慶應義塾大学法科大学院卒業
都内総合法律事務所勤務
春田法律事務所開設

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大麻に強い弁護士を神奈川で探す方法

大麻に強い弁護士を神奈川で探す方法大麻に強い弁護士はどのように探せばよいのでしょうか。以下、そのような弁護士の特徴や判断方法、探し方について順番にご説明します。

  • 大麻に強い弁護士の特徴は?
  • 大麻に強い弁護士の判断方法は?
  • 大麻に強い弁護士に出会うには?

大麻に強い弁護士の特徴は?

まずは、大麻に強い弁護士の4つの特徴について見て行きましょう。

逮捕を回避できる

1つ目は、逮捕を回避できることです。

逮捕をされますと仕事、学校などの日常生活に支障が生じますので、ほとんどの方は逮捕を回避したいと考えます。

大麻に強い弁護士は、警察に対して逮捕の必要性はないこと、在宅捜査で足りることを訴え逮捕を回避します。

早期釈放ができる

2つ目は、早期釈放ができることです。

逮捕され勾留が決定しますと起訴前の段階で最長で20日間も勾留されます。起訴後に保釈が認められなければ更に1か月、2か月と勾留期間が続きます。

大麻に強い弁護士は、まずは勾留されないよう裁判官、裁判所に対して訴えて行きます。勾留が決定した場合も勾留が一日でも短くなるよう弁護します。

不起訴を獲得できる

3つ目は、不起訴を獲得できることです。

起訴されますとほとんどのケースで有罪判決が下り、前科がつきます。そのため、前科を避けるには不起訴処分を獲得する必要があります。

大麻に強い弁護士は、犯行を認めている事件でも犯行を否認している事件でも不起訴を獲得するために最善を尽くしてくれます。

執行猶予を獲得できる

4つ目は、執行猶予を獲得できることです。

初犯であれば多くの場合、執行猶予が付きます。しかし営利目的の場合や過去に薬物犯罪の前科がある場合には実刑判決の可能性が高くなります。

大麻に強い弁護士は、このように実刑判決となる可能性が高い事件であっても執行猶予の獲得のために全力を尽くしてくれます。

大麻に強い弁護士の判断方法は?

それでは、そのような大麻に強い弁護士であるのかどうか、どのように判断すれば良いのでしょうか。以下、3つの判断基準をご説明します。

多数の解決実績があるか

1つ目は、大麻事件について多数の解決実績があることです。

大麻事件は被害者と示談をすれば済むような簡単な事件ではありません。多数の事件を経験することで初めて、捜査や処分についての的確な見通し、最善の弁護方針策定が可能になります。数件程度の大麻事件を経験しただけではこのような弁護は困難です。

よって、多数の大麻事件の実績があることが大麻に強い弁護士であることの条件といえます。

直ちに動いてくれるか

2つ目は、直ちに動いてくれることです。

逮捕を回避する、早期に釈放するためには依頼を受けたら直ぐに対応しなければならないことがあります。また、捜査機関に不用意な供述をする前に捜査対応の方針を助言しなければなりません。

よって、依頼をしたら直ちに弁護を開始してくれることも大麻に強い弁護士の条件といえます。

依頼者に寄り添った対応があるか

3つ目は、依頼者に寄り添った対応があることです。

大麻事件の被疑者の立場になりますと、その後の捜査、刑事罰のことなど様々な不安、心配を抱えながら生活します。特に勾留されている場合は、過酷な環境での生活を強いられ精神的にどんどん弱っていきます。

そのような時に親身に話を聞いてくれて不安や疑問を解消してくれる弁護士の存在は非常に心強いもので、弁護方針に従った対応を貫徹する助けとなります。

よって、依頼者に寄り添った対応をしてくれることも大麻に強い弁護士の条件といえます。

大麻に強い弁護士に出会うには?

以上のような大麻事件に強い弁護士に出会うにはどうすれば良いのでしょうか。

大麻事件に強い弁護士はさほど多くありませんので、知人や友人、家族がたまたまそのような弁護士と知り合いで、紹介してもらえる可能性は非常に低いです。

最適な方法は自らインターネットで調べることです。「大麻事件に強い弁護士」などと検索をすれば、大麻事件に対応できる弁護士が出てきます。ただし、その全てが大麻に強い弁護士とは限らないため、前記の判断基準に従って検討することが必要です。

千葉県で探す場合は以下の記事もご参考ください。

刑事事件に強い弁護士による逮捕・不起訴・裁判の無料相談!

大麻に強い弁護士の神奈川における解決事例

大麻に強い弁護士の神奈川における解決事例大麻に強い弁護士についてお分かりいただけたかと思いますので、ここでは大麻事件の大まかな流れを把握した上で、いくつか実際の事例を見てみましょう。

  • 大麻事件の大まかな流れ
  • 大麻リキッドで不起訴となった事例
  • 参考にできる成功事例や過去事例の知識が豊富

大麻事件の大まかな流れ

在宅捜査の場合には、通常は1か月から3か月で警察から検察庁へ書類送検され、そこから1、2か月で起訴か不起訴かの判断が出ます。概ね最初の取り調べから半年以内には処分が決まるということです。

他方、逮捕、勾留されている場合には、法律上の時間制限があり、逮捕から最大23日以内には起訴か不起訴かの判断を検察官が下します。但し、例外的に、勾留期間中にその判断ができなかったときは処分保留状態で釈放され、その後、起訴又は不起訴となります。

大麻取締法違反の場合は略式起訴がありませんので、起訴されれば正式裁判(公判)となり、裁判所に出頭して審理・判決を受けることになります。

大麻リキッドで不起訴となった事例

依頼者は、駐車場で車内にいたところ警察官に職務質問をされ、車内の所持品検査をされました。するとダッシュボードから出てきた大麻リキッドを発見され、依頼者は大麻リキッドであると正直に答えました。

上申書を書かされた後、正式な鑑定結果が出たらまた呼び出すと言われ、当日は帰宅を許されました。後日逮捕を心配した依頼者は当事務所に依頼しました。

最近流通が増えている大麻リキッドは、鑑定結果次第では大麻とは認定されないことがあります。そのため、大麻リキッドだからといって必ず起訴されるわけではありません。

鑑定結果がどうなるのかはもちろんわかりませんでしたが、少なくとも後日逮捕を回避するために、弁護人において身柄引受人となり、今後の捜査には積極的に協力する旨を担当刑事に伝えておきました。

後日、警察から連絡があり取り調べを受け、その後、書類送検されましたが、起訴されることなく事件は解決となりました。検察官は不起訴とした理由について明らかにはしませんでしたが、鑑定の結果、起訴できる大麻とは認定できなかったものと思われます。

大麻の共同所持で不起訴を獲得した事例

大学生の依頼者は、友人3人と車で移動中、パトカーに呼び止められました。友人らの一人がポケットの中に大麻を所持していたことから、依頼者を含む4人が大麻の共同所持の容疑で現行犯逮捕されました。

翌日、依頼者の両親から当事務所に弁護依頼の連絡がありました。

依頼者は、以前、今回大麻を所持していた友人と大麻を吸ったことは1度だけあるものの、当日、友人が大麻を所持していることは全く知らなかったということでした。友人とのLINEの中に過去に大麻を吸ったときのやり取りは残っていましたが、それ以外に大麻に関するやり取りはないということでした。

警察からは厳しく追及を受けましたが、助言通りに対応してもらい不利な供述調書が作成されることは避けました。関係者が複数人いることから勾留期間の短縮は困難かと思われましたが、勾留延長決定に対する準抗告が認容され、勾留期間は4日に短縮されました。

そして、勾留最終日に処分保留のまま依頼者は釈放され、1か月ほどして不起訴処分となり、事件は解決しました。依頼者については共同所持を証明することは困難と検察官が判断したものと考えられます。

大麻の譲受で不起訴処分を獲得した事例

ある日の朝、警察が逮捕状をもって自宅に押しかけてきて、依頼者を大麻の譲受の容疑で逮捕しました。依頼者が友人から大麻を譲り受けたという容疑でした。心配した妻から当事務所に連絡があり、依頼を受けました。

依頼者に接見したところ、確かに大麻を使用し、その友人と一緒に大麻を使ったことはあるけれども、その友人から大麻を譲り受けたことは一度もなく、今回の容疑については全く身に覚えがないということでした。

依頼者の供述や捜査官の態度を踏まえると、起訴するに足る証拠はないと考えられましたので、黙秘して供述調書も作成しない方針としました。捜査官からは様々なプレッシャーをかけられましたが、黙秘を貫いたところ、22日間の勾留期間の最終日に処分保留で釈放され、その後、不起訴処分となり事件は解決しました。

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大麻に強い弁護士を神奈川で依頼する費用は?

大麻に強い弁護士を神奈川で依頼する費用は?最後に、大麻事件について弁護士に依頼するときの費用について確認しておきましょう。

弁護士費用の内訳には、法律相談料、接見日当、着手金、成功報酬金があります。法律相談料は30分5000円、1時間1万円が相場ですが、初回は無料としている法律事務所もあります。なお、依頼した後は法律相談料はかかりません。

接見日当とは、逮捕、勾留されている被疑者に接見する都度発生するものです。接見1回につき3万円から5万円が相場です。このような接見日当を設定していない法律事務所もあります。

着手金は依頼時と公判時に支払うもので、相場はそれぞれ30万円から50万円です。成功報酬は、釈放、不起訴、執行猶予などを獲得したときに発生するもので、難易度によって10万円から50万円ほどが設定されます。

以上のように様々な内訳がありますが、総額としての相場は60万円から80万円ほどです。

まとめ

以上、大麻に強い弁護士について徹底解説しました。

ご自身やご家族が大麻事件の被疑者となり、釈放、不起訴、執行猶予などをご要望のときは、手遅れになる前に、できる限り早い段階で大麻に強い弁護士にご相談ください。

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