家族が逮捕されても面会できないのはなぜ?面会できない理由と対処法を解説
2026年02月25日

「家族が逮捕されたと連絡があったのに、警察署に行っても会わせてもらえなかった」。
突然の出来事に、不安や戸惑いを感じるご家族は少なくありません。
しかし、家族が逮捕された場合でも、すぐに面会できないのは、刑事手続上のルールに基づく対応です。
本記事では、家族が本人と面会できない理由と期間、そして面会や連絡を取るために考えられる方法について、分かりやすく整理します。
春田法律事務所
弁護士に相談する初回無料
逮捕後すぐは家族でも面会できない
家族が逮捕されたのに面会ができないと言われると、「なぜ家族なのに会えないのか」と疑問に思う方も多いでしょう。
逮捕から勾留が決定するまでの最大72時間は、原則として家族や友人との接見は認められていません。
この期間は、次のような流れで進みます。
逮捕後48時間以内
警察が取り調べを行い、検察に身柄を送致するかどうかを判断します。
検察送致後24時間以内
裁判官が、引き続き身柄を拘束する必要があるか、つまり勾留すべきかどうかを判断します。
この間は、捜査の初期段階として証拠隠滅や逃亡を防ぐ必要があるため、本人と直接会えるのは弁護士に限られています。
逮捕後の流れと家族ができる対応については、以下の記事で詳しく解説しています。
「接見禁止」がつくと勾留中も家族は会えない
勾留が決まった後も、必ず家族が面会できるわけではありません。
裁判官が「外部と連絡を取ることで証拠隠滅のおそれがある」と判断した場合、接見禁止処分が付くことがあります。
接見禁止が付く主なケースとして、次のような事情が挙げられます。
- 容疑を否認している
- 共犯者がいると考えられる
- 組織性・計画性が疑われる事件
接見禁止中は、面会だけでなく、基本的に手紙などの連絡も制限されます。
これは警察の裁量ではなく、裁判官が正式に決定する法的な処分です。
接見禁止中でも弁護士だけは面会できる
接見禁止が付いている場合でも、弁護士には接見交通権が認められています。
弁護士は、時間や回数の制限なく、警察官の立ち会いなしで本人と接見することが可能です。
弁護士を通じて、家族は次のような点を把握できる場合があります。
- どのような容疑で逮捕されているのか
- 現在の手続きの段階
- 今後の見通し
- 本人の体調や精神状態
また、状況によっては、家族からの伝言や差し入れを弁護士が代行して本人に届けることも可能です。
接見禁止を解除・緩和してもらう方法
接見禁止は、必ず最後まで続くとは限りません。
事件内容や捜査の進行状況によっては、解除または一部解除が認められることもあります。
弁護士が行う対応としては、主に次のようなものがあります。
準抗告
接見禁止の決定そのものに不服を申し立てる手続きです。
一部解除の申立て
「家族との面会だけは認めてほしい」などと裁判所に求める方法です。
すべてのケースで認められるわけではありませんが、接見禁止が一部解除され、家族との接見が許可される例も実際に存在します。
まとめ
家族が逮捕された場合、一定期間、面会できないのは刑事手続上の通常の対応です。
突然のことで不安になるのは当然ですが、制度を正しく理解することで、次に何をすべきかが見えやすくなります。
状況によっては、弁護士を介して情報を整理したり、面会や連絡の可能性を検討したりすることが一つの手段になる場合もあります。
よくある質問(FAQ)
Q:家族が逮捕された場合、いつから面会できますか?
A.接見禁止が付いていなければ、勾留が決まった後に警察署のルールに従って面会できるのが一般的です。ただし、事件内容や施設ごとに運用が異なるため、事前確認が必要です。
Q:接見禁止はどれくらいの期間続きますか?
A.法律上の明確な期間は決まっておらず、捜査の進行状況によって判断されます。途中で解除や一部解除が認められることもあります。
Q:家族からの手紙や伝言は一切できませんか?
A.接見禁止中は、原則として家族から直接連絡を取ることはできません。ただし、弁護士を通じて伝言を届けられる場合があります。
Q:未成年が逮捕された場合、親でも会えませんか?
A.未成年の場合でも、事件内容や捜査状況によってはすぐに面会できないことがあります。ただし、成人事件とは異なる手続きが取られるケースもあります。
Q:警察に頼めば特別に会わせてもらえることはありますか?
A.原則として、警察の判断だけで面会を認めることはありません。面会の可否は、法律と裁判官の判断に基づいて決まります。
※内容によってはご相談をお受けできない場合がありますので、ご了承ください。
春田法律事務所
弁護士に相談する初回無料





