離婚に強い弁護士の選び方やメリットを専門弁護士が解説

最終更新日: 2024年10月22日

離婚に強い弁護士が徹底解説!相談すべきケース・メリット・選び方を詳しく紹介

  • 離婚を弁護士に相談するケースを知りたい
  • 離婚を弁護士に依頼すればどのようなメリットがあるだろう
  • 離婚に強い弁護士の選び方を詳しく教えてほしい

離婚を考える方にとって気になるのは、弁護士に相談すべきか否かではないでしょうか。

離婚はセンシティブな内容であり、できる限り夫婦間で解決を図りたいと考える方が少なくありません。その一方で、子どもの親権に関する争いや、養育費や慰謝料などを満足に受け取れないというトラブルも後を絶ちません。

円満に離婚手続きを進めて人生の再出発を図るためには、離婚に詳しい専門弁護士のサポートが必要不可欠です。

そこで、離婚について弁護士へ相談すべきか悩んでいる方に、離婚に詳しい専門弁護士が、相談すべきケース・メリット・選び方について解説します。

本記事のポイントは以下です。お悩みの方は詳細を弁護士と無料相談することが可能です。

  • 離婚を弁護士に相談すべき状況は「片方が応じない」ケースや「慰謝料・養育費」「親権」で揉めているケース
  • 離婚を弁護士に相談するメリットは、法的なアドバイスから有利な条件の提示、精神的なサポートなどがあること
  • まずは離婚実績が豊富で交渉力のある弁護士に相談することが大切

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この記事を監修したのは

代表弁護士 春田 藤麿
代表弁護士春田 藤麿
第一東京弁護士会 所属
経歴
慶應義塾大学法学部卒業
慶應義塾大学法科大学院卒業
都内総合法律事務所勤務
春田法律事務所開設

詳しくはこちら

離婚に強い弁護士に相談すべきケース

離婚を弁護士に相談すべきケースについて、以下3点を説明します。

  • 片方が応じない
  • 慰謝料・養育費などを請求したい
  • 親権で揉めている

片方が応じない

1つ目のケースは、片方が応じないときです。

「自分は離婚を考えているものの相手がなかなか応じてくれない」 「配偶者から離婚を持ち出されたものの自分は絶対に応じたくない」

このように配偶者のどちらかが離婚に応じたくないと主張する場合、まずは弁護士に相談すべきです。離婚に詳しい専門弁護士であれば、法律上どのようなケースであれば離婚が成立するか教えてくれます。 また、離婚をせずとも夫婦間の問題を解決する方法、今後何をすべきかといった見通しなど、客観的に説明することが可能です。

慰謝料・養育費などを請求したい

2つ目のケースは、慰謝料・養育費などを請求したいときです。

配偶者の一方に対して、慰謝料・養育費などを請求したい場合にも弁護士へと相談すべきです。

慰謝料・養育費などの金額には、不貞行為の有無、婚姻期間、年収などの条件によっておおよその相場があります。

離婚に詳しい専門弁護士によるサポートで、状況によっては相場以上の金額を受け取れたり、支払い方法や期間などを協議した上で不払いを防いだりできます。

慰謝料・養育費などは、当事者間同士の協議のみでは上手く内容がまとまらず、トラブルに発展してしまうケースも、少なくありません。

慰謝料・養育費などを円滑に受け取るためにも弁護士への相談をおすすめします。

親権で揉めている

3つ目のケースは、親権で揉めているときです。

子どもの親権で揉めている場合も離婚に詳しい専門弁護士に相談すべきです。

  • 「夫と離婚したいが自分自身の収入が少なく親権を取れるか不安」
  • 「どちらの配偶者も子どもの親権が欲しく、なかなか協議が成立しない」
  • 「親権を奪われてしまうと子どもがDVや暴力被害に遭う可能性がある」

離婚問題にはこうした不安やトラブルが往々にしてあります。親権を配偶者のどちらが取得するかは子どもの未来に大きな影響を与えることとなります。

場合によっては、専門機関との連携などを通じたサポートもできるため、親権争いがある場合は迷うことなく弁護士に相談すべきです。

離婚に強い弁護士に相談するメリット

離婚を弁護士に相談することで、どのような利点があるのでしょうか?ここでは以下5点のメリットについて説明していきます。

  • 法的なアドバイス
  • 相手側への直接交渉
  • 有利な条件の提示
  • 必要な書類作成
  • メンタルサポート

法的なアドバイス

1つ目のメリットは、法的なアドバイスです。

近年では、離婚協議書の作成を得意とする行政書士や、夫婦間問題のサポートを専門とするカウンセラーなども増えており、どこに相談を行うべきか悩む方も少なくありません。

しかし、離婚に関する悩みやトラブルを抱えている場合は、やはり弁護士に相談することが最良の選択肢となります。

なぜならば、離婚に関する法的なアドバイスができるのは弁護士に限られており、弁護士以外の者が法律相談を行うと弁護士法違反となってしまうからです。

離婚には、さまざまな問題や手続きが伴います。実績の高い専門弁護士に相談すれば、法的な観点からの円滑なサポートを受けることが可能です。

相手側への直接交渉

2つ目のメリットは、相手側への直接交渉です。

離婚に詳しい専門弁護士であれば、相手方となる配偶者やその弁護士に対して直接離婚に関する条件について、交渉できます。

実際に離婚手続きを進めるときには、子どもの親権・養育費・慰謝料・離婚後の生活などさまざまな問題について考える必要があります。

夫婦間の協議で円満に解決できればよいものの、話し合いを行う中で双方がヒートアップしてしまい、内容もまとまらないケースは珍しくありません。

離婚に詳しい弁護士であれば、法律家や第三者という観点から冷静に相手方との交渉を行い、離婚に向けた準備を円滑に進めることができます。

有利な条件の提示

3つ目のメリットは、有利な条件の提示です。

離婚に詳しい専門弁護士であれば、養育費や慰謝料などに関してより有利な条件を提示して協議を進められます。

弁護士に頼ることなく夫婦間での話し合いによって条件を決めたいと考える方も少なくありません。しかし、養育費の不払い問題や、離婚後の生活に支障をきたしてしまうような、少額の慰謝料しか受け取れなかった事例が後を絶ちません。

離婚原因・養育費や慰謝料の相場や支払い方法・相手方の年収・子どもの有無などを弁護士に相談すれば、より有利な条件で協議を進められるでしょう。 場合によっては、差押えによる強制執行手続などによって、不払いを防げます。

必要な書類作成

4つ目のメリットは、必要な書類作成です。

離婚に詳しい弁護士に相談すれば、離婚を進める際に必要となる書類作成を代行してもらえます。

中でも、昨今の大きな社会問題となっている養育費の不払い問題を防ぐためには、公正証書による離婚協議書の作成が必要不可欠であり、弁護士に相談することで煩雑な手続きから解放されるでしょう。

もちろん、離婚協議書の作成や裁判所への手続きは自身でも行えますが、専門知識が必要となる上に膨大な時間や労力がかかってしまいます。

子どものためにも確実に養育費を受け取りたい、仕事や家庭の事情で時間を取れないという方は特に弁護士への相談をご検討ください。

メンタルサポート

5つ目のメリットは、メンタルサポートです。

離婚に詳しい専門弁護士であれば、必要書類の作成や裁判所への手続きのみならず、専門機関などと連携したメンタルサポートを実施することも可能です。

実際に離婚手続きを進めるには、子どもの親権・養育費・慰謝料・離婚後の生活などさまざまな問題について考える必要があり、その精神的負担は計り知れません。

中には、婚姻期間中に受けた配偶者からのDVや暴力被害・離婚後の生活の困窮・子育てに関する負担などが原因で、精神的に病んでしまう方もいます。

こうしたトラブルを防ぎ、離婚後にスムーズな再出発を行うためにも、独りで悩みを抱えることなく弁護士に相談することを強くおすすめします。

離婚に強い弁護士の選び方

ここまで、離婚を弁護士に相談すべきケースとメリットについて解説しました。それでは、どのような弁護士に相談すればよいのでしょうか?ここからは、離婚に強い弁護士事務所の選び方について、以下3点を詳しく説明していきます。

  • 実績が豊富か
  • 交渉力の高さ
  • 親身になって対応してくれるか

実績が豊富か

1つ目の選び方は、実績が豊富かどうかです。

離婚を考えたときに相談するべきなのは、離婚問題への対応実績が豊富な弁護士や法律事務所です。

現在では多くの弁護士が存在します。刑事事件、企業法務や労働者問題などその専門はさまざまであり、離婚問題や民事事件を得意としない弁護士に相談してしまうと、膨大な費用や時間がかかってしまう可能性もあるでしょう。

その点、離婚に詳しい専門弁護士であれば、豊富な経験に基づいた的確なアドバイスや、各種専門機関などと連携したサポートができるので、早期にトラブル解決へと導いてくれます。

交渉力の高さ

2つ目の選び方は、交渉力の高さです。

離婚に関する協議には、法的な専門知識に加えて高度な交渉力が求められます。

子どもの親権・養育費・慰謝料・離婚後の生活など、離婚手続きを進める際にはさまざまな問題について考えることが必要です。 相手側が弁護士をつけていない場合や、交渉力・法的な専門知識に乏しいケースでは、離婚問題に詳しい弁護士をつけている方に有利な条件で交渉を進めることができるでしょう。

中には、早期に夫婦関係を解消したいといった理由で、相手方から慰謝料や養育費を請求することはできないだろうと諦めてしまうこともあります。不利な条件で協議を成立させてしまう方も少なくありません。 離婚後の再出発をスムーズに行うためにも交渉力の高い専門弁護士のサポートが必要不可欠です。

親身になって対応してくれるか

3つ目の選び方は、親身になって対応してくれるかどうかです。

離婚問題に関して弁護士や法律事務所を選ぶときは、自身の立場に立ってどれだけ親身な対応を行なってくれるかという観点も重要です。

残念ながら、慰謝料請求や書類作成などの案件処理の大部分を事務員が担当し、流れ作業のように案件を処理してしまう弁護士も少なくありません。

相談者にとっての離婚とは、人生を左右する大きな問題であり、その精神的な負担や苦痛などは計り知れません。

弁護士が主体となって相談者に寄り添うことで、早期に問題解決を図ったり、慰謝料や養育費などで期待以上の結果を獲得できたりする可能性があります。

相談者のために『絶対に諦めない』『妥協しない』姿勢を貫く弁護士や法律事務所に相談することが大切です。

離婚を考えたらまずは弁護士に相談しよう!

本記事では、離婚について弁護士に相談すべきか考えている方に、離婚に詳しい専門弁護士が、相談すべきケース・メリット・選び方について解説しました実際に離婚手続きを進めるときには、慰謝料・子どもの親権・養育費・離婚後の生活・財産分与などの問題も一緒に考える必要があります。

夫婦間の協議や調停で円満に離婚できるケースはばかりではなく、上手く話がまとまらない、養育費や慰謝料を満足に受け取れないという事例は多数あります。

こうしたトラブルを未然に防ぎ、よりよい形で人生の再出発を図るためにも、離婚を考えたときには些細な内容であってもまず弁護士にご相談ください。法的な観点からのアドバイスはもちろん、場合によっては専門機関と連携した上で早期の問題解決をサポートします。

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