ラッシュの所持・使用事件に強い弁護士の見極め方

2022年01月17日

ラッシュの所持・使用事件に強い弁護士の見極め方

  • ラッシュとはなにか
  • ラッシュを所持・使用しているけれど何か罪に問われるのか
  • ラッシュを所持・使用が発覚したらどのような弁護士に相談するとよいのか

大麻や覚せい剤などの薬物は、所持するだけで犯罪となります。そのため、大麻や覚せい剤などではない違法ドラッグといわれる薬物に手を出す方もいます。違法ドラッグは脱法ドラッグとも呼ばれ、規制する法律が追いつかない部分につけこんだ薬物です。

以前までその脱法ドラッグの一つであった「ラッシュ」は、現在の法律では指定薬物となり、定められた法律によって刑罰に処されます。

そこで今回は、薬物事件に詳しい専門の弁護士が、ラッシュの基礎知識・所持や使用が発覚するきっかけ・発覚後の流れ・どのような弁護士に依頼するとよいかを解説します。

この記事を監修したのは

春田 藤麿
代表弁護士春田 藤麿
愛知県弁護士会 所属
経歴
慶應義塾大学法学部卒業
慶應義塾大学法科大学院卒業
都内総合法律事務所勤務
春田法律事務所開設

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ラッシュにまつわる基本事項を弁護士が解説

ラッシュにまつわる基本事項を2つの点から弁護士が解説します。

  • ラッシュとは
  • ラッシュの所持・使用で問われる罪とは

1つずつ見ていきましょう。

ラッシュとは

ラッシュにまつわる基本事項の1つ目は、ラッシュとは何かについてです。

ラッシュは、亜硝酸エステルを主な成分とする吸入剤で、吸入した場合は一時的に性的興奮が高まるといわれています。ラッシュは揮発性が高いため、ガラスの瓶に入った状態で流通しています。吸入する際は、気化したラッシュを鼻から吸い込みます。

ラッシュは脱法ドラッグとして主に性行為をする場合に使用されていましたが、日本では2006年11月9日に厚生労働省薬事・食品衛生審議会指定薬物部会にて「指定薬物」とすることが決定し、翌年の2007年4月1日にはその省令が施行されています。

そのため、ラッシュは指定薬物となり、使用はもちろん製造・輸入・販売・所持などが原則禁じられています。

ラッシュの所持・使用で問われる罪とは

ラッシュにまつわる基本事項の2つ目は、ラッシュの所持・使用で問われる罪についてです。日本でラッシュについて犯罪として処罰する法律には、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(以下「医薬品医療機器等法」という)と関税法があります。

ラッシュは指定薬物のため、医薬品医療機器等法での指定薬物の規定により、輸入や所持で3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金またはその両方、営利目的として所持した場合は5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金またはその両方、という罰則に該当します(第83条の9)。

また、指定薬物は輸入してはならない貨物のため、ラッシュの輸入をした場合は関税法に基づき、10年以下の懲役もしくは3,000万円以下の罰金の刑罰を受けます(第109条)。

つまり、ラッシュの輸入をした場合は医薬品医療機器等法と関税法の両方に違反しますが、1つの行為で複数の罪に問われる場合は観念的競合により重い方の罪を基準に判決がなされます。関税法違反の方が医薬品医療機器等法違反よりも罪が重いため、このケースでは関税法違反として裁かれます。

輸入してはならない貨物を輸入する罪では懲役10年が最高刑ですが、初犯の場合は懲役1年6か月(執行猶予3年)あたりで落ち着くことが多いようです。また、営利目的での大量購入やラッシュ以外の薬物事件の前科などがある場合は、実刑になる可能性が高くなります。

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弁護士が教えるラッシュの所持・使用が発覚するきっかけ

弁護士が教えるラッシュの所持・使用が発覚するきっかけは、以下の3つです。

  • 職務質問された
  • 共犯者が供述した
  • 通報されてしまった

1つずつ見ていきましょう。

職務質問された

ラッシュの所持・使用が発覚するきっかけの1つ目は、職務質問です。

ラッシュに限らず、多くの薬物事件は職務質問がきっかけで逮捕されます。

警察官は職務質問で怪しいと判断した場合、任意の所持品検査を実施します。そのときに違法薬物が出てきた場合は、その場ですぐに簡易検査を行います。簡易検査で陽性反応が出たら薬物所持、また出てこない場合も尿検査で陽性反応が出たら薬物使用で現行犯逮捕となります。

共犯者が供述した

ラッシュの所持・使用が発覚するきっかけの2つ目は、共犯者の供述です。

ラッシュは製造から実際に所持や使用するまで、さまざまな人の手に渡っています。そのため、すでにラッシュで何らかの罪に問われている人がいた場合、その人の供述によって関わった人が芋づる式で逮捕される場合があります。

通報されてしまった

ラッシュの所持・使用が発覚するきっかけの3つ目は、通報されてしまったことです。

警察官の職務質問で逮捕されるケースを紹介しましたが、何も警察官だけがラッシュ使用者の言動に注目しているわけではありません。路上で叫んでいたり異様な言動をしていたりした場合、自治体で行っている民間パトロールや現場に居合わせた民間人によって、通報されるケースもあります。

また、ラッシュを使用した際は錯乱状態になる場合があり、それによって急に不安に駆られて使用者本人が警察に通報するケースもあります。

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ラッシュの所持・使用の発覚後の流れを弁護士が解説

ラッシュを含めた薬物事件で逮捕された場合は、48時間以内に司法警察職員から検察官への事件送致が行われます。

そこから24時間以内に検察官によって勾留請求を行うかどうかの判断があり、勾留請求がを裁判官が認めたときは10日間勾留されることになります。また、10日間で事件捜査が終わらない場合は、さらに最長10日間の勾留延長を請求することが可能です。

事件捜査がまとまると起訴されることになるのですが、本人が犯行を否認しており捜査機関が有罪判決にできる確たる証拠が用意できない場合は不起訴処分となります。

ラッシュの所持・使用事件では弁護士が頼りになる5つの理由

ラッシュの所持・使用事件では弁護士が頼りになる理由は、以下の5つです。

  • 逮捕の回避の可能性が高まる
  • 勾留からの釈放が認められる
  • 接見禁止の解除に向けて動いてくれる
  • 取調べに対しての適切な対応による不起訴処分の期待
  • 起訴猶予が期待できる

1つずつ見ていきましょう。

逮捕の回避の可能性が高まる

弁護士が頼りになる理由の1つ目は、逮捕の回避の可能性が広がることです。

薬物事件は関係者と口裏合わせされる可能性を懸念されるため、原則逮捕や勾留を行います。しかし、弁護士が間に入り司法警察職員と連絡を取り調整をすることで、逮捕されず在宅捜査にしてもらえる可能性が高まります。

薬物事件の対応に慣れた弁護士であれば、短時間で迅速な手配が可能です。

勾留からの釈放が認められる

弁護士が頼りになる理由の2つ目は、勾留からの釈放が認められることです。

逮捕後に司法警察職員から検察官に送致されて勾留が決定すると、10日間勾留されることになります。しかし、弁護士を依頼して検察官・裁判所に対して勾留は不要であると訴えてもらうことで、釈放となる可能性が高まります。

接見禁止の解除に向けて動いてくれる

弁護士が頼りになる理由の3つ目は、接見禁止の解除に向けて動いてくれることです。

被疑者は関係者と口裏合わせや証拠隠滅を防ぐために、勾留中の弁護士以外との面会を禁止されることがあります。しかし、弁護士が裁判所に申し立てることによって、家族の接見禁止を解除してもらえる可能性が高まります。

取調べに対しての適切な対応による不起訴処分の期待

弁護士が頼りになる理由の4つ目は、取調べに対しての適切な対応による不起訴処分の期待ができることです。

薬物事件では証拠が不十分なケースがしばしばあります。そのような場合に薬物事件の経験が豊富な弁護士が介入することで、これまでの経験と知見を活かした適切な対応により、不起訴処分となることが期待できます。

起訴猶予が期待できる

弁護士が頼りになる理由の5つめは、起訴猶予が期待できることです。

仮に証拠十分で起訴することが可能な場合であっても、検察官の裁量によって起訴猶予処分となる場合があります。特に、初犯で所持量が少なく常習性も認められず、再犯防止のための環境が整っていると判断された場合は弁護士が介入することで、これまでの経験と知見を活かした適切な対応により、不起訴処分となることが期待できます。

弁護士は起訴猶予として処理しやすくなる材料を揃えて、検察官を説得します。

ラッシュの所持・使用事件に強い弁護士を見極めるポイント

ラッシュの所持・使用事件に強い弁護士を見極めるポイントは、以下の2つです。

  • 過去に多くの事件を解決した実績がある
  • できることと費用を明確に提示してくれる

過去に多くの事件を解決した実績がある

1つ目は、過去に多くの事件を解決した実績があることです。

薬物事件のような刑事事件を扱う弁護士は多くいますが、その中でも得意な刑事事件・苦手な刑事事件など様々あります。そのため、弁護士を選ぶ基準として、過去に解決してきた薬物事件の実績が多くあるかを確認することが必要です。

薬物事件は弁護士の迅速な行動・判断でその後の流れが大きく変わる可能性が高いことから、最低でも20件以上の解決実績のある弁護士を頼るのがおすすめです。

できることと費用を明確に提示してくれる

2つ目は、できることと対する費用を明確に提示してくれることです。

弁護士費用の内訳は、着手金と成功報酬金に大きく分けられます。通常、着手金は依頼時と裁判時に支払います。着手金と成功報酬金の相場は30万円前後ですが、否認事件では50~100万円に設定している事務所もあります。

成功報酬金は各事務所によって捉え方が様々です。起訴前の釈放報酬や起訴後の保釈報酬、接見禁止解除の報酬などです。成功報酬金の相場は不起訴の場合で30万円ですが、執行猶予中であれば50万円に設定している事務所もあります。

このように着手金や成功報酬金の金額は様々ですが、薬物事件の弁護士費用の相場は合わせて60~80万円である場合が多いです。

弁護士を選ぶときは必要な費用を確認し、分からないことは明確にしながら相談を進めることが大切です。

まとめ

今回は、ラッシュの基礎知識・所持や使用が発覚するきっかけ・発覚後の流れ・どのような弁護士に依頼するとよいかを解説しました。

ラッシュは違法薬物の一つとして指定されており、いかなる場合も刑罰の対象となります。

ラッシュに限らず、薬物事件の多くは誰かが逮捕され、その供述によって芋づる式で検挙されるケースが多いです。また、輸入に関われば関税法違反が適用され、最長10年の懲役刑となる場合があります。しかし、初犯であれば不起訴処分となることもあります。

初犯で逮捕を回避したい人・前科者で執行猶予にしたい人などは、薬物事件に強い弁護士を頼りにすることがおすすめです。費用はかかりますが早く確実に解決できます。

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この記事を監修したのは

春田 藤麿
代表弁護士春田 藤麿
愛知県弁護士会 所属
経歴
慶應義塾大学法学部卒業
慶應義塾大学法科大学院卒業
都内総合法律事務所勤務
春田法律事務所開設

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