窃盗に強い弁護士に神奈川で出会うには?その方法を徹底解説

最終更新日: 2022年04月27日

窃盗に強い弁護士に神奈川で出会うには?その方法を徹底解説

  • 窃盗に強い弁護士の条件は?
  • 窃盗に強い弁護士の見極め方法は?
  • 窃盗に強い弁護士はどうやって探したら良いの?

ご自身やご家族が窃盗事件を起こしてしまい、いい弁護士に相談、依頼したいと考えている方もおられるでしょう。しかし、いい弁護士、つまり窃盗に強い弁護士とはどのような弁護士なのか、またどうしたら出会えるのかと頭を抱えることもあるかもしれません。

そこで、今回は、窃盗に強い弁護士に出会うための方法について、窃盗事件を数百件解決してきた専門弁護士が徹底解説します。

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この記事を監修したのは

代表弁護士 春田 藤麿
代表弁護士春田 藤麿
第一東京弁護士会 所属
経歴
慶應義塾大学法学部卒業
慶應義塾大学法科大学院卒業
都内総合法律事務所勤務
春田法律事務所開設

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窃盗に強い弁護士に神奈川で出会う方法

窃盗に強い弁護士に神奈川で出会う方法窃盗に強い弁護士に出会うにはどうしたら良いのでしょうか。以下、そのような弁護士の条件や探し方などについて順番にご説明します。

  • 窃盗に強い弁護士の条件
  • 窃盗に強い弁護士の見極め方法
  • 窃盗に強い弁護士の探し方

窃盗に強い弁護士の条件

窃盗に強い弁護士といえるための条件として5点を挙げることができます。

逮捕を回避できること

まずは逮捕を回避できることです。

逮捕されますと外界と遮断され自由を奪われます。そして、家族や職場、学校に窃盗事件について知られるかもしれません。

このような不利益を避けるべく、窃盗に強い弁護士は、逃亡も罪証隠滅もその心配はないことを警察に伝え、必要があれば自ら身柄引受をして逮捕されないよう弁護します。

早期に釈放してくれること

2点目は、逮捕、勾留から早期に釈放してくれることです。

逮捕されますと最大23日間、起訴後も勾留が続けば1か月、2か月と身柄拘束が続くことになります。そのような長期間、外に出ることができなければ、家族、職場、学校に事件について知られてしまうことは必至です。

窃盗に強い弁護士はそのような事態にならぬよう、検察、裁判所に対して直ちに釈放するよう申し入れ、一日でも早く釈放されるよう弁護します。

示談を成立させてくれること

3点目は被害者と示談を成立させてくれることです。

犯行を認めている事件では、被害者と示談が成立しているか否かによって起訴、不起訴の判断が変わってきます。また示談が成立していれば逮捕、勾留は回避できる可能性が高くなります。

そのため、窃盗に強い弁護士は直ちに示談交渉を開始し、難しい交渉であってもできる限り早期に示談が成立するよう尽力してくれます。

不起訴を獲得してくれること

4点目は、不起訴を獲得してくれることです。

日本では起訴されますと99.9%、有罪判決がくだります。有罪判決を受けると前科がつきます。したがって、前科を避けるためには不起訴処分を獲得することが重要となります。

窃盗に強い弁護士は、示談交渉や捜査対応、証拠収集など最適な手段によって不起訴処分を獲得します。

執行猶予判決を獲得してくれること

5点目は、執行猶予判決を獲得してくれることです。

軽微な窃盗事件であれば実刑判決となり刑務所に行くことはないでしょう。他方、被害金額が高額であったり、組織的な犯行、執行猶予中の再犯などの事件では実刑判決が下る可能性が高くなります。

窃盗に強い弁護士は、このような難しい事件において、示談を成立させることはもちろんのこと、裁判所が執行猶予を付けることに納得するよう、説得力のある弁護を展開し、執行猶予判決を獲得します。

窃盗に強い弁護士の見極め方法

次に、多くの弁護士から窃盗に強い弁護士かどうかを見極めるための3つのポイントについてご説明します。

多くの解決実績があるか

1つ目のポイントは、窃盗事件の多くの解決実績があることです。100件以上の解決実績があると良いでしょう。

このように多くの解決実績がありますと、事件について的確な見通しが可能となり、また示談交渉、身柄解放、執行猶予判決の獲得などにおいて、蓄積された知識、経験、ノウハウをもとに最善の弁護活動が可能となります。

スピーディーに動いてくれるか

2つ目のポイントは、スピーディーに動いてくれることです。

直ぐに動いてくれることで、不利な捜査を回避できますし、示談成立の確率も高まることがあります。また、逮捕、勾留されている場合には、直ぐに動いてくれるかによって釈放される日が一日、二日と変わってきます。

依頼をしたら即日動いてくれる弁護士であるかどうかも重要なポイントとなります。

依頼者に親身に対応してくれるか

そして3つ目のポイントは、親身になって対応してくれることです。

刑事事件の被疑者として捜査対象、裁判の対象となりますと、今後どうなってしまうのかと不安な毎日を過ごします。また、わからないことだらけで聞きたいことが沢山出てきます。

そのような時に親身に不安、疑問を解消してくれる弁護士、味方になってくれる弁護士ほど心強いものはありません。そのような依頼者に親身に対応してくれる弁護士かどうかも窃盗に強い弁護士か見極める際の大事なポイントとなります。

窃盗に強い弁護士の探し方

さて、それではこのような窃盗に強い弁護士はどこで、どのように探したら良いのでしょうか。

知人や弁護士会に紹介を依頼してみることも考えられます。しかし、そもそも窃盗に強い弁護士の数は多くありませんので、知人がそのような弁護士とたまたま知り合いである可能性は低いでしょう。また、弁護士会は誰が窃盗に強い弁護士であるのか把握していません。

最適な探し方はインターネットで検索してみることです。「窃盗に強い弁護士」などと検索をすれば刑事事件を専門とする弁護士が多数見つかります。

ただし、注意点としては、検索をして出てきた弁護士が窃盗に強い弁護士であるという保証はないことです。先ほど挙げましたポイントを踏まえて、窃盗に強い弁護士であるのか見極める必要があります。

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窃盗に強い弁護士による神奈川での解決事例

窃盗に強い弁護士による神奈川での解決事例以上、窃盗に強い弁護士と出会うための方法について解説してきました。ここでは、窃盗事件の解決までの流れを簡単に確認した上で、実際の解決事例についていくつか見てみましょう。

  • 窃盗事件の解決までの流れ
  • 自首をした後に示談をした事例
  • 窃盗の冤罪で不起訴を獲得した事例
  • 侵入窃盗で執行猶予判決を獲得した事例

窃盗事件の解決までの流れ

逮捕、勾留されていない在宅事件の場合は、2回ほど警察から呼び出しを受け、その後、事件は検察庁に送られ、通常1回、検察官から呼び出しを受け、起訴、不起訴の決定が出ます。在宅事件の場合、最初の取り調べから解決までに半年ほどかかることが多いです。

一方、逮捕、勾留されている場合には処分が決まるまでの時間は法律上の時間制限がありタイトです。最大20日間の勾留期間中に起訴、不起訴の判断が出ます。

不起訴となればそれで事件は終結します。起訴された場合、略式起訴であれば罰金を納付して事件は終結、正式裁判(公判)となれば裁判所にて審理、判決言渡しを受けることになります。

自首をした後に示談をした事例

依頼者はスキー場で落ちていた財布から現金を抜き取り、財布は管理者に届けました。財布を届けたことで足がつき、警察に後日逮捕されるのではないかと不安になり、当事務所に依頼をしました。

弁護士から警察に連絡をしたところ、やはり被害届が出ていました。自首をすること、弁護士を通じて被害者に賠償をしていくことを伝えたところ、逮捕はせず在宅捜査としてもらえることとなりました。

その後、弁護士が被害者と面談し、被害金額の賠償と迷惑料を合わせて5万円にて示談が成立しました。

書類送検後に依頼者は検察官から呼び出しを受け、簡単に取り調べを受けました。検察官は、自首をしたこと、初犯であること、被害者と示談が成立していることを考慮して不起訴処分(起訴猶予)としてくれましたので、本件は前科がつくことなく解決しました。

窃盗の冤罪で不起訴を獲得した事例

ある日、依頼者の携帯電話に警察から連絡がありました。半年ほど前にドラッグストアにて万引きをした疑いがかかっているということでした。依頼者には全く身に覚えがありませんでした。

後日、警察署に出頭すると、ドラッグストアにて商品を手に持っている写真や、何かをポケットに入れている写真を見せられ、万引きをしただろと追及を受けました。やはり万引きをした覚えはなく、今後の対応について不安に思った依頼者は当事務所へ依頼をしました。

依頼者によれば半年前にそのドラッグストアへ行ったことは覚えているものの、店内で何をしたかは覚えていないということでした。

半年も前のことで、当日何を買ったのか覚えていないのはやむを得ないでしょう。ただ、覚えていないと供述しますと、覚えていないだけで万引きをしたのではないかと思われてしまいます。

そこで、取り調べでは、当日のことを何から何まで覚えているわけではないが、過去に万引きをしたことがないのだから万引きをすれば必ずそのことは覚えているはずで、万引きをした記憶がないのだから、万引きは絶対にしていないと供述してもらうこととしました。

書類送検の後も同様の供述を続けてもらった結果、嫌疑は不十分として不起訴処分となり、本件は解決しました。

侵入窃盗で執行猶予判決を獲得した事例

20代前半の依頼者は、カードゲームにはまっていたところ、数十万円もするレアカードが欲しいと思い、深夜にカード店に侵入し、カードを盗みました。警報が鳴り、防犯カメラも作動していましたので、容易に犯人が特定され、事件から数日後、依頼者は警察に逮捕されました。

依頼者はレアカードを友人に自慢しようと考えていましたが、盗んだ直後に怖くなって他のカード店に盗んだカードを売っていました。

カードは警察が既に回収していましたので、販売先のお店に賠償をする必要がありました。また、侵入した際にドアやショーケースを壊していましたので、被害店にも賠償が必要でした。

依頼者の両親が賠償金額を工面してくれましたので、各店舗との間で示談が成立しました。
起訴され正式裁判とはなりましたが、依頼者に前科はありませんでしたので、執行猶予付きの判決が出て、本件は解決となりました。

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窃盗に強い弁護士に神奈川で依頼する費用は?

窃盗に強い弁護士に神奈川で依頼する費用は?最後に、弁護士に依頼する場合の費用相場について確認しておきましょう。

弁護士費用は着手金と成功報酬金に分かれます。着手金は依頼時に支払う費用で30万円から50万円が相場です。成功報酬金は、釈放、示談、不起訴など成功結果に対して支払う費用で、事件の難易度に応じて10万円から50万円ほどが相場です。

着手金も成功報酬金も相場に幅がありますが、弁護士費用の総額としての相場は60万円から80万円ほどと考えてよいでしょう。

まとめ

以上、窃盗に強い弁護士の条件や探し方などについて解説しました。

窃盗事件の加害者となってしまい、釈放をして欲しい、前科をつけたくない、実刑判決を回避したいなどのご要望があるときは、手遅れになる前に速やかに窃盗に強い弁護士にご相談ください。

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