アスベスト被害に詳しい弁護士に相談しましょう!

最終更新日: 2024年11月07日

アスベスト被害に詳しい弁護士に相談しましょう!

アスベストの被害について弁護士に相談したい
弁護士に依頼するメリットや費用を知りたい
アスベストに詳しい弁護士の見つけ方を知りたい

ご自身やご家族がアスベストの疾患を発症して仕事や生活に影響が生じている場合、少なくとも経済的な不安を軽減するために補償を受けたいと考えることと思います。国はアスベストの被害についていくつかの補償制度を設けていますが、請求手続が簡単ではない制度もあります。

本コラムではアスベスト被害について弁護士に相談するメリットやどのような弁護士に相談すべきかについて説明します。

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この記事を監修したのは

代表弁護士 春田 藤麿
代表弁護士春田 藤麿
第一東京弁護士会 所属
経歴
慶應義塾大学法学部卒業
慶應義塾大学法科大学院卒業
都内総合法律事務所勤務
春田法律事務所開設

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アスベスト被害は弁護士に相談する?

国は、アスベストを原因とする疾患にかかった方やその遺族に対して各種の補償制度を設けています。具体的には、労災保険給付、石綿健康被害救済制度、建設アスベスト給付金の制度が主な補償制度です。

これらを利用すれば療養に必要な費用、経済的支援、損害賠償としての給付金などの支給を受けることができます。

弁護士に相談をすればお客様に適した補償制度の提案してくれるでしょう。また、請求期限のある制度も多いことから、請求期限が間近の場合にはその点も教えてくれますから安心です。

当然ではありますが、各補償制度には要件が定められています。指定された疾病にかかっていることについてはアスベストの疾患に詳しい医師に診てもらうことで証明できるでしょう。

問題となるのは、アスベストにばく露する作業に従事していたことの証明です。

石綿肺、中皮腫などアスベストによる疾患の潜伏期間は10年から40年ほどと非常に長期です。そのため、発症した時点ではかつて勤務していた会社が無くなっていたり、当時一緒に働いた同僚とは交流がないということは多くあります。そうすると、その当時、アスベストにばく露する作業に従事していたことの証言を得ることは容易ではありません。

このように潜伏期間が長いが故に、アスベストにばく露する作業に従事していたことの証明ができず、その結果、補償を受けられないことになる恐れがあるのです。

要件を満たすことをいかにして証明するかを考えるのは専門家である弁護士が頼りになります。弁護士に相談をすればどのような証拠が有効であるかについて助言してくれるでしょう。

アスベスト被害を弁護士に依頼する?

アスベスト被害について弁護士に相談すると、次は、補償金や給付金の請求手続を弁護士に実際に依頼するかどうか検討するでしょう。ここでは弁護士に依頼することのメリットとデメリットについて説明します。

請求手続の負担軽減のメリット

弁護士に依頼するメリットの1点目は、請求手続の負担を軽減できることです。

請求手続には多くの書類を収集したり、作成することが必要です。治療を受けている被害者本人や看病をしている家族にとってこの事務手続の負担は重くのしかかかります。一旦提出をしても修正や追完を度々求められると、精神的にも辛くなって請求を断念してしまう方もおられるようです。

弁護士に依頼をすることで面倒な作業の多くを任せることができますし、ポイントを押さえた書類を提出することでその後の流れもスムーズに進み、早期に補償金・給付金の支給を得られる可能性が高まります。

支給を受けられる可能性が高まるメリット

弁護士に依頼するメリットの2点目は、要件が認定されて支給を受けられる可能性が高まることです。

前記のとおり、アスベストにばく露する作業に従事していたことの証明は特に重要となります。この点について審査担当者が納得できる証拠を収集、作成して提出することが給付金などの支給を受けるための肝となります。

裁判などにおける証明活動を仕事とする弁護士に依頼をすることで必要な要件の証明に成功し、給付金などの支給を受けられる可能性が高まります。

精神的な支えとなるメリット

弁護士に依頼するメリットの3点目は、被害者ご本人やご家族の精神的な支えとなることです。

いずれの補償制度も数か月、長いものは1年以上も手続きに期間を要します。病気への不安を抱えながら、難解な請求手続を行い、その後、何か月も結果を待つのは精神的に大きな負担となります。

弁護士は丁寧にわかりやすい説明を心がけ、適時に報告相談させていただきながら手続きを進めますので手続きについての不安は小さくなります。

病気については医師の先生がサポートしますが、弁護士は補償手続についてサポートすることで少しでも被害者ご本人、ご家族の精神的な支えとなりたいと考えています。

弁護士に依頼するデメリット

弁護士に依頼することの唯一のデメリットはやはり費用がかかる点でしょう。この点は上記のメリットとのバランスで判断することになります。

当事務所も含め、多くの法律事務所はアスベストの被害に関するご依頼は完全成功報酬制、つまり費用は全て支給された給付金などの補償の中からいただくという形をとっています。ただし、成功報酬のパーセントや実費の負担について法律事務所によって違いがありますのでご確認ください。

当事務所の費用は下記のとおりです(消費税別)。

必ずしも支給金額が大きければ、それに比例して弁護士の業務負担も大きくなるわけではありません。そのため、当事務所では成功報酬の上限金額を設けています。また、労災給付や石綿健康被害救済制度の給付については、お客様の負担が大きくならないように定額としております。

【建設アスベスト給付金】
  1. 本人請求 支給額の10%(上限80万円)
  2. 遺族請求 支給額の10%(上限100万円)
  3. 労災認定あり場合 支給額の5%(上限50万円)
  4. 追加請求の場合 一律20万円
【労災・特別遺族給付金】
  1. 本人請求 20万円
  2. 遺族請求 40万円
【救済給付】
  1. 一律20万円

アスベスト被害に詳しい弁護士の探し方

最後にアスベスト被害に詳しい弁護士の探し方について説明します。

全国に4万人以上の弁護士がいますが、建設アスベスト給付金や石綿健康被害救済制度などアスベスト被害者のための制度に詳しい弁護士はごくわずかであるのが現状です。ほとんどの弁護士は詳しくないと言ってもよいでしょう。ですから、近所にたまたまアスベスト被害に詳しい弁護士がいる可能性は低いです。

今このコラムを読んでいただいているように、アスベスト被害に詳しい弁護士を探す方法として適切なのはインターネットで検索することです。検索をすれば当事務所も含めいくつかのアスベスト被害に詳しい弁護士が見つかります。

アスベスト被害に詳しい弁護士が見つかったら、その次は、電話などで無料相談してみることです。無料相談をすることで安心できる法律事務所か、信頼できそうな弁護士か判断することができます。

その他、夜間や土日も営業している法律事務所かどうかも弁護士選びのポイントになるでしょう。日中しか連絡がつかない法律事務所では依頼後のコミュニケーションがスムーズに行かない心配があるからです。

まとめ

以上、アスベスト被害について弁護士に相談するメリットやどのような弁護士に相談すべきかについて説明をしました。

アスベストの補償を請求するための書類作成や資料の収集はかなりの負担となりますし、必要な事実の証明ができなければ支給を受けることができません。

アスベストの補償の請求を考えている方は、まずは弁護士に無料でご相談ください。

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