ダブル不倫(W不倫)とは?始まるきっかけや心理、慰謝料請求などのリスクについて解説
最終更新日: 2024年09月06日
誰しもが一度は経験する、夫婦関係の悩み。その悩みがエスカレートし、ダブル不倫(W不倫)という形で表れることがあります。
ダブル不倫は、本人だけでなく、周囲の人々にも大きな影響を与えます。
この記事では、ダブル不倫が生まれる背景や、そのリスクについて深く掘り下げていきます。
ダブル不倫(W不倫)とは?
ダブル不倫とは、お互いに配偶者を持つ既婚者同士が、不倫関係になることを指します。つまり、AさんとBさんがそれぞれ配偶者を持つ状態で、AさんとBさんが不倫関係になる場合がダブル不倫に該当します。
ダブル不倫が明るみに出ると、当事者は社会的な信用を失う可能性が高くなります。特に、著名人や社会的地位の高い人であれば、その影響はより大きくなるでしょう。
また当事者だけでなく、周囲の人々にも大きな影響を与えます。配偶者だけでなく、子供や親族、友人など、多くの人々が心の傷を負う可能性があります。
ダブル不倫が始まるきっかけ
ダブル不倫が始まってしまうきっかけは、人それぞれですが、いくつかの共通点が見られます。
配偶者への不満
夫婦生活を送る中で、相手への不満が募ることはよくあることです。
例えば、家事分担が不公平だと感じたり、価値観の違いから意見が対立したりすることがあります。
これらの不満が解消されないまま積み重なると、夫婦関係にヒビが入ってしまう可能性があります。
孤独感や寂しさ
かつては熱烈な愛情で結ばれていた夫婦も、年月が経つにつれて関係が冷めてしまうことがあります。
コミュニケーションが減り、お互いのことをよくわからなくなったり、倦怠期を迎えてしまったりすることが考えられます。
冷え切った夫婦関係は、孤独感や寂しさといった感情を生み出し、夫婦関係を悪化させる原因となります。
性的な不満
性的な満足感は、夫婦生活の質を大きく左右する要素の一つです。しかし、様々な要因によって性的な不満を抱える夫婦も少なくありません。
例えば、性欲の違い、体の変化、仕事や育児によるストレスなど、性的な不満の原因は多岐にわたります。
性的な不満は、夫婦間の距離感を生み、他の問題へと発展する可能性があります。
新たな刺激を求める
日常のマンネリ化やパートナーとの関係の停滞といった状況に、変化や興奮を欲してしまうことがあります。その好奇心や探求心を満たす手段の一つとして不倫に走ってしまうケースがあります。
ダブル不倫をしてしまう人の心理
ダブル不倫をしてしまう人の心理は様々ですが、共通して言えるのは、現状の生活に刺激や変化を求めているということです。
パートナーとの関係にマンネリを感じていたり、日常に飽きを感じている中で、新しい出会いや感情を求めるが故に、ダブル不倫というリスクのある行為に踏み切ってしまいます。
また、相手も既婚者であることで、特別な関係であるという意識が生まれ、より一層の興奮や高揚感を味わうケースも考えられます。
ダブル不倫にはまりやすい人の特徴
ダブル不倫にハマりやすい人の特徴は、一概にこうとは言えませんが、共通して見られる傾向として以下のようなものが挙げられます。
・寂しがり屋で承認欲求が強い
・現状の生活に不満や空虚感を抱いている、
・刺激を求める傾向が強い
また、自己肯定感が低く、外から認められることを強く求める人も少なくありません。これらの特徴が複合的に作用し、ダブル不倫という形で満たそうとするケースが見られます。
ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、全ての人が当てはまるわけではありません。
ダブル不倫の法的な側面とリスク
ダブル不倫は、道徳的な問題だけでなく、法的なリスクも伴う行為です。
慰謝料請求の可能性
・配偶者からの慰謝料請求: 不倫によって精神的な苦痛を受けた配偶者から、慰謝料を請求される可能性があります。
・不倫相手からの慰謝料請求:既婚者であることを隠して関係を続けた場合や不倫相手を妊娠・中絶させた場合、不倫相手から慰謝料を請求される可能性も考えられます。
離婚訴訟への影響
不倫が発覚すると、配偶者から離婚を請求される可能性が高まります。離婚訴訟になれば、財産分与や子供の親権など、様々な問題が生じる可能性があります。
社会的な評価とキャリアへの悪影響
ダブル不倫は、社会的な評価を大きく損なう可能性があります。一旦噂が広まると、誠実さや信頼性が失われ、人間関係にも悪影響を及ぼします。
特に、職場での不倫は、キャリアにも大きな打撃を与えかねません。懲戒処分や解雇に繋がり、今後の就職活動にも支障が出る可能性があります。
また、社会全体から非難され、心の病に繋がるケースも少なくありません。
ダブル不倫の結果と対処法
不倫が発覚した場合の対応
ダブル不倫が発覚した場合、まずは冷静に対処することが重要です。関係を清算し、誠意を持って謝罪することが第一歩です。
慰謝料請求や離婚など、法的問題に発展する可能性も考慮し、弁護士に相談することも検討しましょう。周囲の人々への影響も考慮し、最小限に抑える努力が必要です。
パートナーとの関係の修復または終了
ダブル不倫が発覚した後の関係の修復は、非常に困難です。一度裏切られた信頼を取り戻すことは容易ではなく、多くの場合、関係の修復は困難です。
関係を続けるか、それとも終わらせるかを判断する際には、以下の点を考慮しましょう。
・信頼回復の可能性: 相手があなたを許し、再び信頼を寄せることができるかどうかを冷静に判断する。
・今後の関係性: 関係を修復できたとしても、過去の出来事が影を落とし、以前のような関係に戻るのは難しいことを覚悟する。
どちらの道を選ぶにしても、専門家のサポートを受けることを検討しましょう。
法的なアドバイスを求める重要性
ダブル不倫が発覚した際、法的なアドバイスを求めることは非常に重要です。
なぜなら、慰謝料請求、離婚訴訟など、様々な法的な問題に発展する可能性が高く、素人判断で対応すると、思わぬ損害を被る可能性があるからです。
弁護士に相談することで、自分の権利を守り、適切な解決策を見つけることができます。特に、慰謝料の金額や、離婚に関する手続きなど、複雑な問題については、専門家の知識が必要不可欠です。
まとめ
ダブル不倫のリスクを理解する
ダブル不倫は、個人的な問題にとどまらず、多岐にわたるリスクを伴います。
慰謝料請求や離婚訴訟などの法的問題だけでなく、社会的な評価の低下、キャリアへの悪影響、そして家族や友人との関係の破綻など、人生を大きく変える可能性があります。
特に、ダブル不倫は道徳的に非難されやすく、周囲から強いバッシングを受けることも想定しなければなりません。
また、精神的な苦痛も大きく、罪悪感や後悔、孤独感に悩まされるケースも少なくありません。
ダブル不倫は、自分だけでなく、周囲の人々にも大きな傷を与える行為であることを認識し、慎重に行動することが重要です。
専門家の助けを借りることの重要性
ダブル不倫の問題を抱えている場合、専門家の助けを借りることが非常に重要です。
なぜなら、専門家(弁護士、カウンセラーなど)は、感情的な側面だけでなく、法的な側面からも問題を客観的に分析し、適切なアドバイスを提供できるからです。
春田法律事務所では、不倫に関するご相談を承っております。無料相談も実施しておりますので、お気軽にご連絡ください。
お客様の状況を詳しくお伺いし、適切なアドバイスをさせていただきます。
※内容によってはご相談をお受けできない場合がありますので、ご了承ください。